アダルトチルドレンAC回復見捨てられ不安、心理カウンセリング、催眠療法
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アダルトチルドレンとその回復へ


子供が成長する際の家庭環境が、子供に与える影響は大きい。自己の存在を正しく承認されずに成長した子供は、大人になってなお精神的な(あるいは心理的な)苦痛を抱えながら生きることになります。
結局、全て自分が悪いのではないか? 自分はこの世に存在してはいけないのではないかという思いを抱いたまま、虚しさや寂しさから逃れることができず不安と闘いながら日常を送っているのです。

鬱や摂食障害、不安障害などを抱えていらっしゃる方はぜひご一読下さい。もしかしたら何らかの症状の根底にあるのは下記のようなことなのかも知れません。生きている意味や価値が見いだせない。見捨てられることが恐い。見放される不安。自分がどこにいても誰といても場違いな気がして、心の落ち着ける場所がない。自分の存在はきっと邪魔で、いない方が良いように思える。消えてしまいたい。疎外感を感じ、誰とも本当に仲良くなれた気がしない。自信がない。いつも不安で焦りを感じる。何か間違っている気がする。そんな方達も多いのではないでしょうか。そういう気持を感じながら生きていくのは本当に苦しいものです。今までの思考パターンを捨てて、新しい自分を発見すれば、本来の自分自身の人生を取り戻せると思います。





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●アダルトチルドレンの定義
端的に言ってしまうと「自分の生きづらさが親との関係に起因する人」となってしまうでしょう。親の理不尽な振る舞いや親が望む道を選択させられ、自由がなかったために、子供は自分自身の人生を見いだせずに混乱する事になります。自己愛や自己受容感が育たず、漠然とした虚しさや寂しさ、不安感などを日常的に感じている人たちのことです。

アダルトチルドレンは、もともとはアルコール依存症の親のもとで育ち成人した人々の事を指していましたが、今ではアルコール依存症に限らず、子供の生育に悪影響を与える機能不全家族の中で育ち、成長してもなお精神的にその影響を受け続ける人たちというのが一般的なアダルトチルドレンの定義です。

アダルトチルドレンは精神医療の対象ではありませんし、社会的なレッテルでもありません。個人の主観的な判断でしかないのです。病気ではなく「何となくそういう傾向がある」程度にお考えください。


●機能不全家族(家庭)の定義
家庭内に心理的(精神的)虐待、肉体的虐待、性的虐待が存在する家庭を指します。機能不全家族内で育った子供は、機能不全な環境や考え方が一般的であると認識したまま成長します。幼少期の重要な人格形成において愛情を得る機会が少なく、自己愛や自己受容感、自尊心を持てないまま成長しやすくなります。
機能不全家族になる代表的な要因は、アルコール依存や虐待(精神的、肉体的、性的)、共依存などが挙げられます。また、世代間連鎖によって機能不全家族となる場合もあります。


●機能不全家族(家庭)の具体例
・両親や嫁姑など、家族間での争いが絶えない
・他者(子供)の価値観を認めない家族(非尊重、無共感、否定)
・愛情の冷めている家族
・過度のしつけ(親が子供に関わり過ぎる)
・虐待(精神的、肉体的、性的)があった
・兄弟(姉妹)と比較する、差別する
・過度な期待を子供に負わせる(プレッシャー)
・親が家に居ないことが多い
・親のアルコール、ギャンブルなどの依存
・矛盾した指示、命令、言動
・家族の社会からの孤立
・条件付きの愛情(○○をしたら▲▲)
・子供の発言に対する抑圧
・嘲笑



●アダルトチルドレンの特徴的な心理パターン(行動・思考)
楽しむことができない
何をやっても心の底から楽しめない、あるいは間違っているような気がする。
自分に対して批判的、自罰的
悪いのは全て自分のような気がする。自分を罰する事がある(リストカット等)。
他人と親密な関係を築くのが難しい
他人との距離感がうまく掴めない。
自分は他人と違っている
自分はどこか他人とは違っている気がする。
環境の変化に過剰反応する
環境が変わることが苦手、あるいは苦痛。
過剰な責任感
必要以上に自分で責任を負ってしまう。完璧を目指す。
完璧主義
完璧でないと自分が許せない。もしくは不安である。
「自由に」が苦手
「自由にして下さい」と言われると、どこから手をつけて良いか分からず何もできない。制限があった方が、その中で一生懸命になれる。例えば「自由に描いて」と言われるより「これを描いて」と言われた方が楽である。
身体性が希薄
自分の身体が、どこか自分のものではないように感じる。
周囲に合わせる。期待されている自分を演じてしまう
周りの人が求めるような答えを言ったり、周りの人の求めに応じるように振る舞ってしまう。
断るのが苦手
「イヤです」となかなか言えない。
人間関係が苦手
人間関係、対人関係が苦手。人との距離感がつかめない。
無力感・無感動
何をやってもうまく行かないような気がして行動できない。行動しても達成感がない。常に何かやり残しているような気がする。
孤独感・自己疎外感
いつもひとりぼっちのような気がする。自分は必要とされていない、あるいは邪魔な存在なのではないか、迷惑を掛けているのではないかと感じてしまう。
リラックスできない
そもそもリラックスとはどういう状態なのか分からないほど、いつもどこかで緊張している。ゆったりとした気分でくつろぐ事がない。安らぐ事がない。
将来への悲観的な考え
未来には悪いことばかりが待っていそうな気がする。「どうせうまく行かない」といった悲観的な考え方が浮かんでくる。
見捨てられ不安
見捨てられることに対する恐怖心や、見放されることを極端に恐れる。
マインドリーディング
相手の言動を悪く解釈してしまったり、「どうせこう思ってるんだろう?」という風に相手が言っていないことまで悪く捉えてしまう。
テスティング
自分では意識せずに相手を試すような言動をとる。わざと嫌がるような事を言ったりして、相手の出方を探る。身体的な行動では、目の前で扉を閉めたり、ボールをぶつけたりする。ちょっとしたいたずらをする。
極端な白黒思考
白か黒か、善か悪か、100点か0点か。オール・オア・ナッシングで考えがちである。
焦燥感
何か落ち着かず焦っている感じがする。何かをやる残している感じがする。
不眠、入眠障害
寝付きが悪い。なかなか眠れない。
自分の感情や感覚が不確定
自分が「好き」と思ったものでも、本当に好きなのか自信が持てない。
やらなければならないことが、できない
勉強、家事、育児等、やらなければならないことは分かっているが、行動できない。
世話焼きに熱中しやすい
子供やペットの世話を焼くことに熱中してしまう。
必要以上に自己犠牲的
自分より家族や他人の事を優先してしまう。
一度決めたことを変えるのが困難
スケジュールなどで先約が入ると、あとに重要な事項が入ったとしても先約を優先してしまう。
自分の判断に自信が持てない
決断することが難しい。決めたことでも、それが正しいか迷う。
傷つきやすい
傷つくことを恐れるあまり、必要以上に他人と関わらないようにする。関わる場合でも最小限に留める。
失敗したことを反芻する
ちょっとした失敗などを気にしすぎ、頭の中で反省会が始まる。例えば飲み会などの席で相手がイヤな顔をしたことを後から思い出して後悔する。
対人恐怖・対人緊張
初対面では割と平気でも、相手と親密になっていく過程で緊張感を感じたり恐怖感を感じたりする。
兄弟(姉妹)間の問題
自分は兄弟(姉妹)に比べて差別されていると思う(思っていた)。不当に扱われていたような気がする。兄弟(姉妹)と比べられることが多かった。
自己価値が低い
自己受容、自己愛、自尊心、自己価値観が低いため、自分に対する評価が極端に厳しく「悪いのは自分のせい」と考えがち。自分が生きている意味や価値が見いだせない。
誉められるのが苦手
誉められた経験が少なく、誉められると居心地が悪い。

(※注)これらの設問に当てはまるからといって、それが即ちアダルトチルドレンとは限りません。アダルトチルドレンは極めて主観的な概念ですので、自分自身にレッテルを貼る必要もなく、そういう傾向があるかも知れないという程度で認識して下さい。


●派生する症状
アダルトチルドレンとしての生きづらさは、様々な症状として表出して来ます。例えば、鬱(うつ)、依存的、対人関係(人間関係)がうまく行かない、焦燥感、不眠症、摂食障害(過食症、拒食症)、リストカットに代表されるような自罰的な行動、不安障害、パニック障害、等々。
これらは症状として表出しているに過ぎず、根本原因は生育環境の影響を受けていると捉えることができます。また、その生育過程から解離性障害(解離性同一性障害など)や小児喘息との関連性も考えられます。


●アダルトチルドレンと社会問題
不登校、引きこもり、家庭内暴力、キレる、ニート、自殺、通り魔や無差別殺人などの凶悪犯罪といった現象は、アダルトチルドレン(AC)理論と密接に結びついているという見方が固まりつつあります。


●精神疾患との関連性
アダルトチルドレン(AC)は精神医学的な概念ではないため、精神科、心療内科等での診断名として使われることは有りません。その症状により境界性人格障害、依存性人格障害、自己愛性人格障害等の人格障害として診断されることがあります。


●学術的な立場
日本の精神医学界ではアダルトチルドレン(AC)理論とは距離を取っています。それは、アダルトチルドレンの定義から、むしろアダルトチルドレン自体は多数派であり、例えアダルトチルドレンであっても社会生活に支障のない人が大半であることが理由となっています。したがって学術的な立場では「アダルトチルドレンは病気ではない」という見方をするのが一般的となっています。






アダルトチルドレンからの回復


アダルトチルドレンは病気ではありませんので、薬等で治療するといったようなアプローチは考えられません。まずは自分がどういう状況なのかを認知すること、そして催眠療法などで、今もってなお影響を及ぼし続ける内なる両親と対峙し、決別していくことが大切だと思います。また、本来の自分はどのように生きて行けるのか、どのような自分が理想の自分なのかを知ることも、心が軽くなる手助けになります。



●認知のレベル
(1)自分が子供時代に傷ついたことを認める
(2)それは自分ではどうしようもなかった事を認める
(3)子供時代の傷が今の人生に影響を及ぼし、虚しさや不安感などを感じていることを知る
(4)今、成長した自分にとって、自分を脅かすほどのことではない事を知る


●思考
・「〜しなければならない」「〜であるべきだ」という思考を止める
・自分を責めない(「私が悪いからだ」と思わなくても良い)
・全ての人に認めて貰おうと思わない(認めてくれる人もいる)
・失敗しても良いと思えるようにする(失敗しない人はいない)
・頑張りすぎない(完璧を目指さない)

上記のことができなくても、自分を責めない。すぐに変われなくても当たり前です。徐々に変わって行ければいいんです。


●会話によるカウンセリング
自分が何をどのように感じているのかを、とにかく話してみる。何をどのように話していいか分からない場合でも構いません。整理せず、思いついたことを話していくうちに、自分でも思っていなかった気づきがあるかも知れません。
何を話して良いか分からない場合でも、適宣ご質問させて頂きますので、その質問に沿ってお答えいただければ大丈夫です。構えずに、日常会話程度でお答えいただければ構いません。


●ヒプノセラピー(催眠療法)
リラクゼーション
直接的に問題に向かい合わなくても、リラックスする事で本来持っているはずの安心感などを感じ、改善後の目標を決めることができます。
インナーチャイルドセラピー
傷ついた自分の心を感じ、どんなことで傷ついているのかということに気づき、それを癒します。
インナーペアレンツ(インナーマザー、インナーファザー)
大人になった今でも影響を及ぼし続ける、内なる両親からの束縛から解放されるために向き合い、今の生きづらさからも解放されていきます。
オリジナル催眠
あなたに合わせたオリジナルの催眠で、早期に心が軽くなっていけるようにお手伝いさせていただきます。


●サイコドラマ(心理劇)
何人かの仲間と集まり、心理的な葛藤を劇として表現する。
主にグループカウンセリングや自助グループなどの場で行われているようですが、人前で自分が感じていることを劇にするわけですから、必ずしも日本人に向いているとは思えません。しかしある一定の効果はあるのかも知れません。
(※Therapyroom soraでは行っていません)


●焦らないこと
自分の性格や信念は、思考の偏りのようなものです。一朝一夕で変わっていくものではないでしょう。バランスの取れた思考になるまでには、ある程度の時間が必要だと思います。焦らずにゆっくりと取り組むことも、改善への近道になります。



●一方的に親が悪いわけでもない
あなたの両親がもし、親の価値観を子供に押しつけるような人だったとしても、それは悪意があってしていることではありません。「〜しなさい」「〜するべき」というのは、確かに親の一方的な押しつけです。しかしそれは子供を傷つけようとして言ったわけではなく、子供のためを思って発した言葉なのです。いい子に育って欲しい、ルールを守る子に育って欲しい、失敗させたらかわいそう…といった親の願いが行きすぎただけに過ぎません。それは親として子育てに関しては未熟だったということだと思います。育児放棄やネグレクトなども同じ事が言えます。
また、子育ての最中に両親の喧嘩や離婚、再婚、金銭問題などの様々なトラブルがあったかも知れません。そういう状態では、十分に余裕を持って子供の相手をする事ができなかったでしょう。それも仕方がなかったことなのです。

両親共に優しい環境だったと本人が感じていても、アダルトチルドレンに含まれることはあります。なぜなら優しさと受容、共感とは違いますので、表面上は優しくてされていたようでも、どこかで意見を尊重されておらず、親の価値観を押しつけられながら育ってきた子供たちは自分の力で社会との関係性を作れず、アダルトチルドレンとして成長する可能性があるのです。

子育ては大変難しい問題です。手を掛けすぎても、掛けなさすぎても良くない。構い過ぎず、放っとかず、ちょうどいいバランスで、上手に子供の意志を尊重しながら社会のルールを学ばせなければなりません。はたしてどれだけの親が完璧な子育てができるでしょうか。ほとんどの親は迷いながら子育てを一生懸命やってきたと思います。それがすべて間違っていたわけではなく、ほんのちょっとしたコツを知らなかっただけなのだと思います。