満たされること〜子育て赤ちゃん編

こんにちは、心理カウンセラーの石原です。

今日は赤ちゃん育児真っ只中の方への応援ブログです!

保育士をしていた時代に、こんなお母さんたちとよく出会いました。

赤ちゃんはよく泣く子で腱鞘炎になる位、よく抱っこをしていたけれど義母に「抱き癖がつくから放っておきなさい」と言われたんです。なんだか納得して泣いても抱かないように気をつけているのですが…身が引き裂かれる思いなんです。

ミルクは3時間、間隔をあけましょう。を厳守して授乳後、3時間たつまで赤ちゃんの泣き声が怖いんです。

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さて、私の大好きな本に
[子どもへのまなざし]
という本があります。

その中に昔、乳児院で実験(赤ちゃんが何かを望んだ時、どんなことでも無条件で満たしてあげた方が良いのか?そうしない方が良いのか?)をして追跡した例が載っています。

⚪︎深夜はミルクをあげない、あやさない、抱っこしない。
→子どもによっては、3日で泣かない子になった。
追跡した結果、いち早く忍耐強い子になったわけではなく、むしろ困難な時に早くギブ アップをする子になった。
(諦めることを身につけたということだと思います)

⚪︎泣くことで欲求を表現すれば、周りの人たちがいつでも満たしてあげる。
→自分を取り巻く人や世界に対する信頼と、自分に対する基本的な自信が育まれた。自立心が強い子になった。
(自分は大事にされる存在であることを知ったのだと思います)

抱っこ!と言えば抱っこをし、おんぶ!と言えばおんぶをし…
してあげすぎて、一生歩かない人になった…とは聞いたことないです。

赤ちゃんって、何も分からないように見えますよね。
でも赤ちゃん時代の依存経験は、その子がこれから歩む人生をどう生きるか?の大きな土台になります。
どんな育児が正解、というものは存在しません。
育児書や子育て経験者の言葉には、様々な子育てテクニックが満載です。
感銘を受けるものもあるでしょう。

が、もしそれに縛られて上手くいかないことがあれば、自分なりの解を見つけましょう(^^)

子どもの望む親になると、結果として親の望む子どもになる。

子どもの望むことを無条件で満たす大切さを知った上で、最善を尽くそうと親が子どもにしてあげている育児が正解なのかもしれませんね。

心理カウンセリングのセラピールーム・ソラ

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