理想の押し付けは良くない

心の傷


他人に理想を押し付けるのは良くない。

私たちは両親や教師、上司、時には友達にまで勝手に理想を押し付けられ、

その通りにならない時には叱責されたり呆れられたりされ、たくさんの精神的なダメージを負ってきました。

そのひとつひとつが心の傷となり、無意識の中で癒えないままでいます。

これ以上、傷つきたくないので何とか怒られないように、あるいは認めて貰えるように完璧主義になって行きます。

私たちは、誰かの期待を満たすために生きているわけではないので、勝手な理想を押し付けられるのはとても負担ですし、ストレスにもなりますね。

さらに怒られてしまうのはとても苦痛です。

幼少期に少しでもできたことをたくさん褒められていたなら、今の人生とは全く違った人生になっていたでしょう。

.

自分に理想を押し付けるのも良くない

そういった経験が重なると、いつしか自分で自分に理想を押し付けるようになります。

理想通りの「完璧にできる自分」を設定して、そのように振舞えない時には自分にダメ出しを始めてしまうのです。

その設定した自分は「完璧な自分」です。

しかし、いつでも完璧でいることはできませんので、多くの場面で自分にダメ出しをしてしまうことになるでしょう。

「完璧主義」の度数が高いほど、自分を許せなくなり、ダメ出しの回数は増えて行きます。

そして、ダメ出しされればされるほど、自尊感情もなくなり、自信も失っていくでしょう。

.

自分を理想化して、
自分に完璧を求めるのはやめましょう。

できないことがたくさんあっても良いんです。

失敗することがあっても良いんです。

そんなに自分を責める必要はありません。

ダメな自分も含めて、
自分という人間を許してあげましょう。

失敗したときに「いいんだよ」「しょうがないよ」「そんな時もあるよ」という風に、自分を許してあげてください。

いつでも完璧である必要なんか、ぜんぜんありませんから。

.

.

.

Author:水元和也

■□ 心理カウンセリング □■
■□ セラピールーム・ソラ □■

東京、八王子の心理カウンセリング

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする