人生はセルフイメージ次第です。
どのようなセルフイメージを持っているかで、人生の質が大きく違ってきます。
なぜなら、自分がすでに持っている自己像(セルフイメージ)と現実が自己一致してしまうのです。
セルフイメージとは、日本語に訳すと「自己像」とか「自己概念」となります。
自己概念とは、自分が自分のことをどのように見ているのか?
自分の持っている、自分のイメージのことです。
ここで、考えてみましょう。
あなたは、あなた自身のことをどのような人間だと思っていますか?
ここで、出てきた答えが、あなたのセルフイメージです。
プラスのファクター(要素)が多いのか、
マイナスのファクター(要素)が多いのかで人生の質が変わってくるのです。
●マイナスの要素
「自分は何もできない人間だ」
「自分は頭が悪い」
「自分なんて、いない方がいい」
●プラスの要素
「自分ならできる」
「自分なら成功できる」
「自分は上手くやれる」
マイナスの要素が多い人と、プラスの要素が多い人では、人生の質や豊かさ、生きやすさ、自信が違っていそうだと思いませんか?
このセルフイメージはどのようにカタチ作られるかというと、幼少期から繰り返されたマインドコントロールによるものなのです。
幼少期には理性が未成熟(未発達)なため、疑うことがあまりありません。
どのようなことを言われたとしても、それが直接的なマインドコントロールとなり、自我や自己像を形成してしまうのです。
幼少期にマインドコントールを与える代表者は両親です。
四六時中一緒にいる人がどのような言葉がけをするかにより、セルフイメージが変わってきます。
例えば
●マイナスなセルフイメージを形成する言葉
「何やってるの!?」
「まったく…」
「なんで、こんなこともできないの?」
「邪魔しないで!」
「あっちに行ってて!」
「あなたには無理だよ」
「どうせできないくせに」
「バカだなぁ」
「こんなこともわからないの??」
などと言われながら育った子供は、極端に自信を失った状態で人生を過ごすことになります。
それは、「自分は邪魔な存在で、何もできない子なんだ」という暗示を与えられた結果なのです。
●もっとひどいマイナスな言葉
「生まなきゃよかった」
「本当は、産まないはずだった」
「生まれて来なければよかったのに!」
「あなたといると、お母さんは恥ずかしい」
「あなたを生んだのは失敗だった」
などです。
これは、部分否定ではなく、「存在の否定」です。
「あなたはこの世に存在して良い」という承認を得られないわけですから、さらに苦しみは増していきます。
自分は生きていてはイケないのではないか?
と、自分の存在すら疑いながら、人生を過ごすことになるでしょう。
●セルフイメージの書き替え
そうやって幼少期からの言葉がけによって形作られたセルフイメージですが、
大人になってから書き替えることは可能です。
もし、自信が無かったり、人生に生きづらさを感じているのであれば、積極的に書き換えて行きましょう。
まずは、自分は、どのような言葉をかけて欲しかったのかを考えてみましょう。
●プラスのセルフイメージを形成する言葉
「すごい!」
「さすが!」
「あなたは本当に役立つ人間だ」
「天才だね」
「素晴らしい!」
「頭いいね~」
「器用だね」
「センスがいいよ」
「優しい子だね」
「みんなと仲良くするのが上手だね」
もし、あなたが、
毎日、このような言葉をかけられながら育っていたとしたら、今の人生とはどのように違っていたでしょうか。
たぶん、もっとやる気があったり、もっと自信を持って生きて行けたりしたのではないでしょうか。
このように、周囲からかけられる言葉によって、人生の質や豊かさが変わってしまうのです。
しかし、幼少期に戻ってやり直すことはできませんので、
(親も、育て直してくれませんので)
これから、自分のセルフイメージを変えて行きましょう。
過去は変えられませんが、
未来は自由に変えて行けるのです。
未来を変えましょう!!
未来の自分を信じて、自分にとって有益な言葉を、意識してチョイスすることが大切です。
どうやれば、良いのか。
それは、自分を育て直すのです。
大人になった自分が、今の自分の心を育てることが重要です。
催眠療法(ヒプノセラピー)のひとつに、インナーチャイルドという催眠があるのですが、
そのやり方はとても合理的で効果的です。
自分の心の中に、自分の幼少期の小さな自分の姿をイメージしてもらいます。
その、小さな子供が、あなたのインナーチャイルドさんです。
そのインナーチャイルドに向かって、あなたが言われたかった言葉、言われたら嬉しい言葉をかけてあげるのです。
肯定的な言葉、インナーチャイルドが安心する言葉、インナーチャイルドが元気になる言葉をかけてあげるようにしてください。
それを続けるだけです。
たったそれだけのことでも、セルフイメージは徐々に変わり始めます。
心理カウンセリングでは、実際に催眠状態でインナーチャイルドをイメージしてもらい、インナーチャイルドに向かって言葉をかけますので、言葉がけのコツを掴むことが容易になり、言葉がけがとてもやりやすくなります。
もし、セルフイメージが低い方は、一度、催眠ワーク「インナーチャイルド・ワーク」を受けてみると、人生が大きく変わるきっかけをつかめると思います。
セラピールーム・ソラでは、セルフイメージを書き替えたい方、大歓迎です。