自分を育てよう、自分の育て方|心と人生の変え方

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自分を育てよう、自分の育て方

自分育て図

まずは上記の図の「②現在」をご覧ください。
あなたはいくつくらい当てはまりますでしょうか?
多く当てはまった方は、このページをじっくり読んでみてください。
そうすれば、自分の人生を変えられるようになります。
この図は、下の方であらためて出てきますので、順を追って説明したいと思います。


病気ではない

現在、うつ病や不眠症、摂食障害、不安障害、パニック障害などの心理的な問題を抱えていて、それを治そうと精神科や心療内科などに通っていらっしゃったり、お薬を飲まれていらっしゃる方もいるかも知れません。

もし、それで改善すれば問題はないのですが、数年通っても一向に改善しない方、思わしい結果が得られない方もたくさんいらっしゃると思います。

それは、もしかしたら「脳の病気」などではなく、「心の成長」に起因しているのではないでしょうか。
精神科のお薬で「心の成長」に効果のある薬はありませんので、改善効果が見られないだけなのかも知れません。

幼少期に、十分に心を成長させてくれる親に育てられれば良かったのですが、すべての親が「正しい子育て」「子供の成長に好ましい子育て」をしてくれるわけではありませんので、十分に心が成長していない方もたくさんいらっしゃると思います。
それは、自分ではコントロールできませんし、しょうがなかったのです。
あなたの問題ではありません。

しかし、年齢的に大人になった後も、親や先生や環境のせいにしていても問題は解決しませんので、これからは違うことにチャレンジしてみましょう。
それは…
「自分育て」です。

親が育ててくれなかった「心」を、
今から自分で成長させてあげるのです。


「自分育て」で得られるメリット

●得られるメリット
自分育てをすることで、結果的に得られるメリットはたくさんあります。
まずは、「自信が持てるようになる」「自分のことが好きになる」「やる気が出る」「怒らなくなる」「自分を愛せるようになる」「自己肯定的になり、自分を許せるようになる」「主体性が身に付く」「他人に依存しなくなる」「落ち込まなくなる」「不安がほとんどなくなる」「バランスの良い思考が身に付く」などがあります。

●精神的な病気のほとんどが改善できます。
「自信満々で、自分のことが大好きなんです」「やる気もあって、未来は明るいです」という“うつ病”の人はいません。
ですから、“精神的な病気”とは縁遠い人生を過ごせることになります。
不眠症や摂食障害などの困った症状も、改善していきます。

●副次的に得られるメリット
そして副次的に、気づくといつの間にか「対人関係、人間関係が良くなる」「恋愛も上手になる」「感謝できるようになる」「ビジネスでも成功できる」「この世界の本当の姿が見えるようになる」などがあります。



自分を育てる

「自分を育てる」という概念は、あまりみなさんの中にないと思います。
ですから、「自分を育てましょう」と言われてもピンと来なかったり、腑に落ちないかもしれません。

「育てる」とか「教育」って聞くと、自分以外の人にしてあげることのように思いますが、本来はこの「自分育て」が、自分の人生を向上させる上で、とても重要なのです。

育てる対象は、メタ認知したときの「もう一人の自分」だったり、自分の「心」だったりします。
自分を客観視することができないと難しいので、まずは自分を客観視することから始めてみましょう。

これは催眠療法(ヒプノセラピー)の「インナーチャイルド」というワークをすると、とても明確化されますので、とてもやりやすくなるのですが、皆さんが催眠療法を受けたことがあるわけではないと思いますので、とりあえず客観視から始めてみると良いでしょう。

→メタ認知


「正しい親」を設定する

自分を育てるには、今の自分ではなく、意識的に作り出した「正しい親」である必要があります。
それには、他人からどういう言葉を投げかけて欲しいのかを考えます。

厳しい親、否定的な親は「違う」「そうじゃない」「ダメだなぁ」「なんでできないの?」「バカなの?」「ムリだよ」「どうせできないよ」「失敗したらどうするの?」などの言葉を投げかけてきて、あなたのやる気を奪いますし、自信も失わせます。
そんな言葉を、自分に浴びせかけていませんか?
もし、それを自分が言っていたとしたら、あなたの最大の敵は、あなた自身です。
あなたからエネルギーを奪い、あなたから自信とやる気を奪っています。

そこで、本当はあなたが「言って欲しい」「言って貰いたかった」言葉を考えてみましょう。
両親や学校の先生や友人や先輩や上司などに、本当はなんて言ってもらいたいのでしょうか。
「すごいね」
「さすがだね」
「あなたなら、絶対できるよ」
「ありがとう、助かったよ」
「あなたといるだけで楽しい」
「いつも役立ってくれてる」
「頼りになるよ」
「過去の失敗なんて気にする必要ないよ」
「これから成功できればいいんだよ」
「生まれてくれて、ありがとう」
「生きていてくれるだけで、いいんだよ」


もし、このように言ってもらいながら成長したとしたら、あなたの人生はどのように違っていたでしょうか。
本当は言われたかった言葉を考えることが、「正しい親」の設定に繋がります。
これからは、自分自身が「正しい親」になって、自分という人間を育て、成長させてあげましょう。


アダルトチルドレン

アダルトチルドレンのページに書きましたが、現在、うつ病や不眠症、摂食障害、不安障害、パニック障害等の心理的な問題や困難を抱えていらっしゃる方は、決して脳の病気などではなく、そのほとんどが生育環境の問題なのです。

すべての親が「正しい子育て」「子供の成長にとって好ましい子育て」をして欲しいと理想では思います。
しかし、お父さん、お母さんも完璧な人間ではありませんから、そんなことができる訳もありません。
多くの子供は、成長段階で十分に「承認欲求」「存在価値」を満たされることもなく、心が成長できないまま大人になってしまっていることが問題なのです。
これからの人生を変えるために、「自分育て」に意識を向けてみましょう。

ar アダルトチルドレン

自分の育て方

自分育て図

さて、ここからは、いかに自分を育てるかというお話です。

●現在の問題

上の図の「②現在」をご覧ください。
あなたはいくつくらい当てはまっているでしょうか?

●過去の問題
現在、そうなってしまっているのは、あなたのせいではありません。
原因は「①過去」です。
幼少期に、親や学校の先生や友人などから十分に、許容的に扱われて来なかったからなのです。

「許してもらえなかった」
失敗することや、試行錯誤することを容認してもらえなかった。子供なりに失敗したり間違ったりしながら成長していくという段階が許されなかった。

「認めて貰えなかった」

存在価値や意見や考え方を認めて貰えなかった。バカにされた。子ども扱いされていた。できない子扱いされていた。

「褒めてもらえなかった」

努力したことや成果について、十分に褒めて貰えなかった。無条件に褒めて貰えなかった。


●未来(これから)の問題
「③未来(これから)」が重要です。
私たちには、まだ「これから」が残されています。
これを「希望」にして、新しい人生を作っていきましょう。


他者承認、依存は間違い
これまでの過去、自分以外の人に期待して、「自分を正しく扱って欲しい」と願ってきたわけですが、両親も先生も友人も、自分の思った通りには正しく関わってはくれませんでした。
現在の問題は、それでもなお「他者からの承認」を求め続けていることです。
自分以外の人に期待したり、依存したりしても、思い通りの結果は得られません。

なぜなら、あなたがどのような時に、どのようなレベルで、どのような内容について、許して欲しいのか、認めて欲しいのか、解って欲しいのか、褒めて欲しいのかが、他人には明確には理解できないからなのです。

自分以外の他者に期待したり、依存したりするのは止めましょう。
両親や友人、会社の上司や先輩、周りにいる人たちに「認めて貰うために頑張る」のは間違っているのです。
「求めるマインド」を持っている限り、裏切られ続けます。


自分育て、自己承認をしましょう。
これから「③未来(これから)」を変えるために、あなたが取り組むことは「自分育て」「自己承認」「自己受容」です。
ひらたく言うと、自分に優しくすること、自分を認めてあげること、常に自分の味方でいてあげることです。
「自分を愛する」とは、こういうことなのです。

自分にエネルギーを与えるために「与えるマインド」を習慣にしましょう。
人から与えて貰おうと頑張るのではなく、自分が自分自身に与えてあげるのです。
人から褒められたら、確かに嬉しいです。
自分が自分を褒めても、ピンと来ないかもしれません。
(それは、よく理解できます)
しかし、それでも、この「与える」を自分自身にやり続けてみてください。
必ず、あなたの人生は変わり始めます。

これから自分を育てるために、次の3つのキーワードを覚えてください。
「許すこと」
「認めること」
「褒めること」


ダメな自分も含めて、まるごと自分を許しましょう。あなたは完璧でなくても良いのです。
新たなことにチャレンジすることも許してあげてください。失敗しても良いのです。試行錯誤しながら、そこから必ず何かを学びます。

認めてあげましょう。今までなんとか頑張ってこれたこと。今、生きてること。
それだけで、すべてOKなのです。
人生を諦めていないあなたは、素晴らしいのです。
このページを読んでいるあなたは、素晴らしいのです。




いくつかの副次的な作用があります。

自分を育て、「自分が大好きになる」ことは、生きやすい人生のためにはとても良いことです。
しかし、得られるメリットは、それだけにとどまりません。
副次的な作用として、さらにあなたに多くのメリットをもたらしてくれるのです。


対人関係が良くなる

●副次的な作用として、対人関係も良くなります。
これができるようになると、対人関係や子育ても上手になります。
自分に厳しい人は、他人にも厳しく接してしまいます。
「なんでこんなこともわからないの?」「なんでこんなこともできないの?」と責め立ててしまうこともあるかも知れません。
自分をバカにしている人は、(無意識的にであったとしても)他人のこともバカにしてしまいます。
自分にダメ出しが多い人は、知らず知らずに他人にダメ出しをしていることも多くあります。
自分を褒めない人は、褒め方がわからないので、他人のことも褒めません。
自分の不安を煽っている人は、知らず知らずに他人の不安を煽っていることがあるかも知れませんよ?

許容的ではない態度では、上手な対人関係を築くことができないのです。
もっともっと、自分に対して許容的になり、他人に対して許容的になることが、対人関係が上手になるコツなのです。

ar対人関係、人間関係は難しくない

感謝ができるようになる

他人に期待していたり、依存したりしていると「欲求」が満たされることがありません。
ですから、結果的に常に不全感に満ちてしまうことになってしまうのです。これでは「感謝」などできる訳がありません。
毎日、不平、不満、文句を言いながら疲れる人生を送るのは、有益ではありません。

他人に期待するのを止め「他人は何もしてくれなくて当たり前」と思っていれば、他人がしてくれたことが何でもありがたく感じられるようになります。
(実際に私も体験してきたことです)
毎日が、感謝の日々になります。


ビジネスでも成功できる

ビジネスの基本は、相手が「快の感情を得られること」をすることです。
それには「思いやり」や「相手の立場になって考える」を身に付けると上手く行くようになります。
これは自分育ての段階で「自分を思いやる」「言われた人の立場になって考える」を訓練しますので、自然と身に付くのです。
自分に「快の感情を与える」を繰り返してください。
人間が、何を「快」と感じるのかが理解できるようになります。

使い勝手の良いスマートフォンと使い勝手の悪いスマートフォンでは、必ず前者が売れます。
お客様の使い勝手の良さを考え続けることがビジネスの成功に結び付くのです。
レストランで考えてみましょう。綺麗なレストランと汚いレストラン。あなたが行ってみたいのはどちらでしょうか。
常に、自分にも、他人にも「快の感情を与える」と、成功できます。


この世界の本当の姿が見えてくる

これは、すごく難しい話なので、今のところあまり気にしなくて大丈夫です。自分育てをした結果、その先に見えてくる景色の話です。

世の中は難しくない。
世の中はシンプルだ!
ということに気付けると思います。

これは、知識ではなんとなくでしか理解できないと思います。
実際にやってみて、体感して、初めて理解できることなのです。
体感でしか感じられない、とても気持ち良い快楽が待っています。

「自分育て」を続けていると、今までは複雑怪奇に思えていた、この難しい世の中が、実はとてもシンプルだということに気付けるでしょう。

「自分に優しくする、思いやりを持って接する」
「他人に優しくする、思いやりを持って接する」


これが、シンプルな原則です。
たった、これだけで、
自分の人生も上手く行くようになり、対人関係も上手く行くようになり、仕事でも成功できるようになります。

今は、このことを信じられないかもしれません。
以前は私も、まったく理解できませんでした。
しかし、これは本当のことだったのです。

実際に、今はシンプルな世界の住人です。
いつか、あなたと、このシンプルな世界でお会いできるいことを楽しみにしております。






Author:水元和也


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