失敗はそんなに悪いこと?|失敗恐怖症の克服

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失敗は悪いこと?

皆さんは「失敗は悪いこと」と思っていらっしゃるのではないでしょうか。

あなたは、いつから「失敗は悪いこと」という思い込みを持っているのでしょうか。
生まれた瞬間には「失敗は悪いこと」と思っていなかったはずです。
でも、今は思っているとすれば、人生のどこかで「失敗は悪いこと」と思い込んでしまったのです。

私たちは幼少期に、何かにチャレンジして失敗すると「怒られる」という体験を繰り返してきました。
そのせいで、失敗すると否定される。
失敗とはイケナイことなのではないかという思い込みを獲得してしまったのです。

ですから、私たちは失敗することをとても恐れていますし、恐れるがあまり、チャレンジしないように努力しています。
チャレンジさえしなければ、絶対に失敗しませんからね。

でも、チャレンジしなければ何も得ることはできません。
ですから、失敗することへの恐れを取り除き、積極的にチャレンジできるようになった方が、人生はお得なのです。


失敗しないように頑張るのは間違い

失敗するのを恐れていると、失敗しないように頑張るでしょう。
しかし、この考え方は間違っています。
正しい考え方は「成功するように頑張る」です。

催眠言語的に考えてみましょう。
「失敗しないように」と考えた時に、あなたの頭の中には失敗したときのイメージで埋め尽くされます。
逆に「成功するために」と考えた時に、あなたの頭の中には成功のイメージであふれるのです。

私たちは、ただ「成功するためにはどうすればいいんだろう?」と自分に問いかけ、成功するための行動を取り続ければいいのです。


そもそも失敗なんてない

失敗はない、学びがある。
私の大好きな言葉のひとつです。
私も皆さんと同じように「失敗恐怖症」だった頃に、この言葉を自分に何度も何度も言い聞かせ、インストールしました。

何かにチャレンジすれば、上手く行かない経験はするでしょう。
それを「失敗」と呼ぶ人もいます。

しかし、違った考え方もできます。
上手く行かない方法がひとつ解った。
上手く行かない方法を学んだのだと考えることもできるでしょう。

「失敗は成功のもと」という言葉もあります。
失敗するということは、行動を起こしたということです。
それは、成功へ近づくための第一歩を踏み出したということなのです。

失敗を恐れるあまり、まったく何も行動を起こさない人は、人生そのものが大失敗で終わる可能性があります。
そうならないように、失敗を恐れずに、果敢に色んなことにチャレンジしてみましょう。


失敗があるから、成長できる

私のやった仕事で本当に成功したのは、全体のわずか1%にすぎない。
99%は失敗の連続であった。

本田 宗一郎(ホンダ創業者

失敗しないような、簡単なこと。
以前にもやったことがあって「たぶん、できるだろうな」というようなことは、成長に繋がりません。
それは、ただ日常を繰り返しているだけに過ぎないのです。

失敗するような難しいことや、これまでにやったことがないことにどんどんチャレンジすることです。
もちろん、最初から上手く行くわけがありません。
それでも、やり続けるのです。
そうやって努力し続けていれば、必ず自分は成長できていますし、成功は近づいてきます。


失敗は楽しいこと

私は失敗することが大好きです。
何か、簡単なことにチャレンジすると、成功できても当たり前ですので、そこに感動は生まれません。

失敗すると、燃えてくるのです。
何とかして、これをクリアするぞ。
どうやったらクリアできるか全くわからないけど、絶対にクリアしてみせる。
と、思うのです。

上手く行かないことがあると、頭の中で考えます。
どうやったら上手く行くのだろう?」と。
そして、上手く行くまでやり続けます。
そうして、今まで自分ができなかったことが、できるようになったりするのです。
自分の壁を乗り越えることができた瞬間、とても気持ちの良い快楽を感じます。

「やったー!」
「できたー!」
「すげー!」
この瞬間が、実に気持ちいい。

ですから、失敗するのは楽しいことですし、気持ちの良いことの種とも言えるのです。


失敗が少なくなって残念

失敗をすることが楽しいと思っていると、自然と今までやったこともないようなことにチャレンジしてしまいます。
そうなると、残念なことに失敗することがだんだんと少なくなってしまうのです。

ですから、今までにやったことないようなことばかりに無謀にもチャレンジしています。
42歳で初の海外ボランティア体験、45歳からウクレレを始め、49歳でバイクの免許を取りに行ったり、50歳でスノボに初挑戦したり、絶対に手を出してはいけないと言われている公売物件に手を出したりしています。

今までの人生ではまったく関わりのなかったようなことにチャレンジすると、知識も増えます。
人生の幅が広がるのです。


判断材料が増える

新しいことにチャレンジするということは、それだけ経験値が上がるということです。
そして新しい知識が手に入ります
新しい知識が手に入るということは、判断材料が増えるということなのです。
人生の正しい選択をするときに、判断材料はたくさんあった方が正確な判断が下せますから、たくさんの経験を積むことが大切なのです。


ドラゴンクエスト

心理カウンセリング養成スクールの授業中、スクール生と話していた時のことなのですが、そのスクール生が失敗するのが怖いから、できるだけ行動しなようにしていたのです。

そのスクール生はRPGのゲームが大好きというリソースを持っていましたので、私はそのスクール生にメタフォリカルな話をしました。

「そうですね。あなたは冒険の旅に出ない方がいいですよ。村から1歩出ればスライムに殺されるかもしれませんから。村に閉じこもって村人の話を聴いてじっとしていましょう。
ところで、そのドラゴンクエスト、面白いですか?」


失敗は良いこと

そもそも「失敗は悪いこと」というのはただの思い込みです。
不寛容な両親や社会からマインドコントロールされているに過ぎません。変な催眠術をかけられているだけなのです。

「失敗は良いこと」なのです。

失敗したということは、行動ができた証拠なのです。
行動をすれば、経験値が増えます。
経験値が増えれば、判断材料が増えます。
ですから、正しい人生のチョイスができるようになるのです。

皆さんも、失敗という経験を楽しみながら生きて行きましょう。


寛容な社会を望みます

自分が失敗したときに、他人から責められたらイヤな気持ちになりませんか?
わざわざ責められなくても、失敗したことは自分が一番わかっています。

あなたは、他人の失敗に寛容になりましょう。
失敗なんて、誰だってあるじゃないですか。
他人が失敗したときに責めるなんて、人格者でもありませんし、爽やかでもありません。

他人が失敗したら、味方になってあげてください。
「失敗なんて、誰だってあるよ。気にしなくていいんだよ」って言ってあげて欲しいと思います。

自分が失敗しても、まったく同じことを自分に言ってあげてください。
「失敗なんて、誰だってあるよ。気にしなくていいんだよ」って。

やってみたいこと。
今までやってみたいと思っていたけど、まだチャレンジしていないこと。
これからの人生で積極的にチャレンジしていきましょう。



Author:水元和也


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