対人関係・人間関係のコツ

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対人関係は無くならない

私たちは誰も一人では生きていけないのですから、対人関係、人間関係は一生涯無くなることがありません。
生まれると両親との関係、育つと友達との関係、学校に行くと先生との関係と、成長段階に合わせて人間関係は複雑化していきます。
中学校に入ると先輩、後輩が出てきます。会社に入ると、先輩、後輩以外に上司、部下が出てきます。結婚すればご近所付き合い、子供が生まれたら子供たちとの関係、そしてママ友との関係。
年齢を重ねて高齢になると、ヘルパーさんやホームでの関係性が出てきます。
ひとりぼっちで生きているつもりでも、コンビニやスーパーに行けば、レジの人との関わり合いがあります。

このように、一生涯、対人関係から逃れることはできないのですから、できるだけ早めに、ほんの少しでも上手な関わり合いができるようになった方が、人生はお得です。


対人関係はむずかしい!

かく言う私も、対人関係、人間関係はとても苦手でした。人と上手に付き合いたいとは思うのですが、何をどうして良いのかわからず、嫌われたるすることも多くて、人々は自然と私から離れて行きました。
人生を生きる上でとても大切な大切な対人関係、人間関係ですが、そのやり方を学校では教えてくれません。
ですから、ここでしっかりと学び、少しずつ上手になれるように身に付けて行きましょう。

コツを知らなければ、対人関係はこの上なく複雑怪奇で難しいものです。
しかし、ほんの少しのコツを身に付ければ、皆さんにもできるようになります。
実際にやってみると、対人関係、人間関係は、実はそんなに難しいものではないということに気づくことができるでしょう。


対人関係は実践で身に付ける

対人関係は、座学では身に付きません。
最初のコツは本を読んだり人に聞いたりしても良いのですが、学んだことを実践しないと上手にならないのです。学んだコツを実践し、その結果を分析しながら、体感として学んでいきましょう。
もちろん、最初からスーパー上手にはできません。少しずつ訓練を重ね、「ほとんど問題がない」というレベルまで引き上げていきましょう。


対人関係、人間関係のコツ

「エゴ」や「欲」や「期待」に振り回されると、対人関係は破綻していきます。
まず、あなたが嫌いな人を考えてみましょう。
「めんどくさいなぁ」「この人とは一緒にいたくないなぁ」と思う人です。
●エゴ:自分勝手な人
●欲:こうして欲しい、ああして欲しい。欲しいことばかりを求めてくる人
●期待:勝手に自分の思い通りになることを当たり前と思っている人

こういう人とは、あまり一緒にいたくないですよね?
なぜかというと、これはあなたにとっての「敵」だからなのです。あなたから搾取しようとしてくる人はすべて敵なのです。敵と一緒にいると疲れます。疲れる人とは一緒にいたくないのは、当たり前のことなのです。


自分を振り返ってみましょう

さて、ここで自分を振り返ってみましょう。あなた自身の態度はどうでしょうか?
「あれをやって欲しい」「こういう風にしてくれたらいいのに!」「なんでやってくれないの?」「なんでこんなこともわからないの?」「違うよ」「そうじゃなくってさぁ」「それじゃダメだよ」「まったく…」「何度言ったらわかるの?!」というように、不平・不満など、相手からエネルギーを奪う言葉を使っていませんか?

恋人同士、夫婦関係、子供との関係性が崩れるのは、エネルギーを奪う言葉を使っているからなのです。
下記の「関係性を良くする言葉」を覚えて多用するようにしましょう。
特に子育て中のお父様、お母さまにお願いです。
肯定的な言葉で、子供を育ててあげましょう。


相手の味方になる言葉

相手の「味方」になる言葉を使うようにしましょう。
コツは、自分ではなく、相手にフォーカスすることです。
・相手が喜ぶ言葉
・相手が幸せになる言葉
・相手が安心する言葉
・相手がホッとする言葉
・相手が自信が持てるようになる言葉

上記の言葉を使うようにしましょう。
具体的に言うと「すごいね」「できると思うよ」「大丈夫だよ」「何とかなるよ」「上手にできてるよ」などが、相手の味方になる言葉です。


お返事のコツ

会話をしている時に、お返事にもコツがあります。
否定的な言葉を多く使うと、相手は気持ちよくなく、話す気が失せてしまいます。
例えば「それは違うよ」「そうじゃなくって…」「ダメだなぁ」「そんなことも知らないの?」などです。

できるだけ肯定的なお返事をしてあげましょう。
「うんうん」
「そっかー」
「そうなんだ」
「そうだよね」
「なるほどね」

この5つを覚えるだけで、会話はスムーズに流れるようになります。
このお返事、プラス、上記の相手の味方になる言葉を多用するようにしましょう。


何を話していいかわからない

人と会話をするときに「何を話せばいいのかわからない」という方もたくさんいらっしゃいます。普段から会話をすることに慣れていないと、言葉が出てきませんよね。よくわかります。
これも解明できました。
問題は「相手に対して興味を持っていないこと」だったのです。

相手に興味を持っていれば、自然と相手のことが知りたくなります。
「出身地はどこ?」
「趣味ってあるの?」
「どんな食べ物が好きなの?」
「海外旅行に行くとしたら、どんなとこに行ってみたい?」
「10億円あったら、何に使う?」
「どんな映画が好き?」
などなど、聴きたいことはたくさんあります。
質問して、話を聴きだしながら、相手の興味を持っていることで話を膨らませて行けば会話になります。会話の内容なんて実はどうでも良いのです。
楽しく話せたかどうかが重要なのです。
「あぁ~楽しかった!」という思いは残りますが、会話の詳細は覚えていないことがほとんどです。
「あの人と話すのは楽しい」と思わせることができたとしたら勝ち組の仲間入りです。

●相手のデータを覚えておく
相手から聞き出したデータはメモするなりで記憶しておきます。そして次回話しかけるときのネタにすると話しやすくなります。例えば昼休みのランチの時に、相手の出身地が宮城県というデータを仕入れたとします。これを記憶します。
それからしばらく時間がたって、その人が飲み会の隣の席に座った時に、「宮城ってどんなお酒が有名なんですか?」「萩の月、美味しいですよね~、好きなんですよ~」「地震の時、どこにいたんですか? 怖かったですか?」などなど、宮城県に関しての拙い知識で話しかけてみましょう。
相手が話したい内容とマッチングすれば、きっと会話が盛り上がると思います。

●共通点を探す
たくさん質問すると、その中から自分との共通点が見つかることもあるでしょう。共通点があると、ずっと話しやすくなりますし、親近感も感じます。
例えば、「じつはラーメン屋巡りが趣味だった」とかの共通点があればウルトラ・ラッキーです。ラーメン屋の話で小1時間は盛り上がれますし、次回話しかけるときも、「最近、どっか美味しいラーメン屋を発見した?」で気軽に話しかけられます。

●そもそも自信がないと…
自信がないと「こんなことを言ったら変に思われるかな? それだったら何も話さない方がいいや」となってしまい、結果的に会話をすることが無くなってしまいますので、上手なコミュニケーションのためには、先に自信を身に付けることも大切です。


イヤな人との付き合い方

どこの学校でも、どこの会社でも、必ずイヤな人はいます。イヤな人というのは前記した「エゴ」「欲」「期待」の人です。こういう人はいなくなりません。
できることなら、避けてください。

あなたからエネルギーを奪うだけの人のことを「ドラキュラ」と言います。ドラキュラが近くにいるだけでストレスになります。
リー・ミルティアさんは「ドラキュラが近づいてきたら、すぐに逃げてください」と言っています。私もその通りだと思います。
しかし、誰でもが簡単に逃げられるわけではありません。簡単に逃げられたら、嫌な人に悩まされることもないでしょう。

人間関係の中では、上手に断れず逃げられない場合もあります。
そんな時は、3分の1は諦めましょう。色んな人がいますし、しょうがないこともあります。
あとの3分の2は、断り上手になりましょう。
あなたの周りにもいると思います。
「嫌われずに上手に断れる人」
そういう人がいたら、観察してください。どうやって断れば、嫌がられずに断れるのか、きっとその人はコツを心得ていると思います。そういう人が身近にいる場合は、その人本人に相談してみるのも良いと思います。コツを聞き出しましょう。


爽やかな人になろう

対人関係のコツをひと言でまとめると「爽やかな人になろう!」です。
「爽やか」という言葉は多義性で包括的です。「爽やか」という言葉の中に色んな意味が含まれています。

爽やかな人を思い浮かべてみてください。

実際の人物でも、想像上の人物でも構いません。
さて、その爽やかな人は、
暗い顔をしているでしょうか?
自信がなさそうでしょうか?
不平・不満・文句を言っているでしょうか?
他人に優しい人でしょうか?
思いやりがある人でしょうか?
他人の味方になってあげられている人でしょうか?


さぁ、あなたの中の「爽やかな人」のイメージはいかがでしたでしょうか。
もし、あなたがそういう人になったとしたら、あなたの周りには友達がいつもいてくれるとおもいます。
今すぐにそうなれなくても構いません。
そういう人になることを目指すことが大切なのです。

「爽やかな人になる」
紙に書いて、部屋のどこかに貼っておいてください。
そして、自分の行動や言動と照らし合わせてみてください。
爽やかではない行動をしていたり、爽やかではない思考をしていたりするかもしれませんよ。
まずはそのことに気づくことが大切です。
そして、爽やかな行動や思考に差し替えて行きましょう。


人格主義

爽やかな人になるということは、テクニック主義ではなく「人格主義」の話なのです。
テクニック主義では「何をするか?」が重要ですが、人格主義では「どう在るか?」が大切になってきます。自分がどのように振舞う人間なのか?ということです。
人格の優れた人間には、自然と人が集まってきます。
つまり、あなたが「どう在るか?」で、人生の質が変わってくるのです。
せひ、爽やかな人を目指してみてください。


Author:水元和也


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