精神科の薬に効果はあるのか?

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精神科の薬に効果はあるのか?

精神科や心療内科を受診すると、必ずといっていいほど「お薬」を貰います。この“お薬”は、はたしてどのくらいの効果があるのでしょうか。
前頁の「病名に振り回されない」の項に書いた通り、診断からしてとてもいいかげんなのです。誤診に基づけば、当然、まったく効果のないお薬を処方されることもあるでしょう。

そもそも、心の問題をお薬で何とかすべきなのかも疑ってみる必要があるのではないでしょうか。
アダルトチルドレン」の項では、そもそも脳の病気ではなく、生育環境の影響ではないかということを書いていますので、時間のある時にそちらもお読み頂ければと思います。


精神と物質

そもそも論として、精神とは心の動きのことですから、心を対象としているのです。精神科でも心療内科でも扱う対象は「心」のはずです。
お薬というものは、心には作用しません。
“脳”という物質に作用するのです。
ですから、精神科も心療内科もお薬という化学物質で精神的な障害(心の病気)や心理的困難を対処しようとするのであれば「脳科」に改めるべきだと思っています。
「精神と物質」については「心と人生の変え方コラム」においおい書こうと思います。


対処療法でしかない

精神科や心療内科で貰うお薬は、病気を治すための“治療薬”ではなく、ただの対処療法だと思ってください。ただ、表面に現れた症状を抑え込むためだけのものと認識していた方が良いでしょう。

例えば虫歯になったとします。
痛いので痛み止めの薬を飲みます。痛くなくなります。
さて、虫歯は治療されたのでしょうか?

例えば、あなたが不眠症だったとします。
睡眠導入剤を貰いました。すごく効果があり、眠れるようになりました。
さて、人生は豊かになり、幸せを感じるようになったのでしょうか。

同じことです。
精神科や心療内科で処方されるお薬は、時として対処療法としては優れた効果があります。抗うつ薬(SSRIやSNRI)が効くこともあるでしょう。抗不安薬に関しては多くの方が効果を実感できています。

しかしながらお薬を飲んだところで、あなたの性格が変わるわけではありません。
ですから、一瞬、改善したように感じても再発するのです。
お薬に頼るのではなく、根本の原因から改善していくことが大切なのです。


身体と心は別のもの

「身体」と「心」は別のものということに異論がある人はいないと思います。お医者さんは、眼で見える、手でさわれる物質を扱う職業です。例えばインフルエンザでもウィルスという物質ですから検査キットで簡単に調べることができます。

「心」は目にも見えませんし、手で触れることもできません。
それを、身体と同じように「薬で何とかしよう」という考え方は間違っているのです。
考え方(思考パターン)を変え、性格を変えることが重要なのです。

薬では「考え方」も「性格」も「人格」も変わりません。
症状を無理やり抑えているだけに過ぎないのです。
一時的であればそれでも構いませんが、お薬を飲みながらでも、本質的にはあなたの考え方を変えることが必要です。


心には自己治癒能力がない

身体には自己治癒能力があります。ケガをしても骨折をしても、自分の身体が自然に治してくれます。
風邪を治す薬は存在していません。風邪をひくと風邪薬を飲みますが、熱や咳や鼻水といった症状を鎮めてくれているだけなのです。
風邪を治しているのは自分の身体です。放っておけば、自分で治してくれているのです。

しかし、残念なことに、「心」には自己治癒能力が備わっていないのです。放っておけば勝手に治るというものでもありません。薬を飲んで症状を抑えることはできますが、根本的な解決にはならないのです。
根本的な解決は、意識して生き方、考え方を変えるしかないのです。


お薬は飲まない方がいいの?

どうしても苦しくて我慢できないときは飲んでも良いと思います。
しかし、「これは一時的な手段」「対処療法でしかない」ということを理解して飲んだほうが良いように思います。
「これを飲んだら治るんだ」と妄信して飲み続けると、弊害があります。思考を変えようという自己努力を怠ってしまいますし、精神的にお薬に依存したり、薬物依存になったりすることも考えられるからです。

不眠症の薬については肯定的です。
眠れないことがどれだけ辛いかも知っていますし、人間の3大欲求のひとつである睡眠が十分でないと、体もだるいですし、心もスッキリしませんから。
抗不安薬については、一時的ではあるが、不安が押さえられるという話は聞きます。
抗うつ薬については、今のところ目覚ましい成果はあまり聞いたことがありません。むしろ副作用もあるようです。

※一応、書いておきますが、私は医師免許を持っているわけでも薬剤師の資格があるわけでもありませんから、お薬のことについて触れるのはグレーゾーンです。ですから、この項に関しては私の知見による個人的な感想だと思って読んでください。


精神科医の対処

精神科のお医者さんの中には、優れた方もたくさんいらっしゃいます。
お薬で対処せずに考え方を変えるべきだということに気づいていらっしゃるお医者さんもたくさんいらっしゃいますし、実際に心の変え方の本を執筆されている精神科のお医者さんもいらっしゃいます。
しかし、精神科を受診する患者数は年々増える一方で、1日に100名近くの患者さんが受診されるそうです。お医者さんが1日10時間働くとして、100名を10時間で割れば、1時間当たりに対処できる人数は10名です。60分間に10名の患者を見ようとすれば、1名当たりにかけられる時間は、わずか6分です。6分間に話を聴いて対処するしかないのです。精神科医の方もハードワークです。休憩なしに次から次へと対処しても、そのくらいの時間はかかってしまいます。
ですからお医者さんは、「お薬は違うんだよなぁ…」と思っていたとしても、お薬を出すという対処以外はとても難しいのです。
お医者様の中にはとても素晴らしい方がいて、再診でも15分くらい話を聴いて下さる方もいらっしゃるようです。そうすると1時間あたり4名の患者しか扱えません。
つまり、素晴らしいお医者さんは儲からないのです。テキトーに薬を出しているお医者さんの方が儲かるのです。もし、あなたがお医者さんだったとしたら、どちらのお医者さんになりたいでしょうか。これはとても難しい問題ですね。理想では丁寧に診たい。でも現実問題としては…。ということが起こってしまうのです。


陰謀論ですが。

ここからは少し陰謀論めいていますので、興味のある方だけお読みください。
以前、ある方がチャンネル桜で、うつ病は「医者」「製薬会社」「政治家」の三つ巴の陰謀ですとおっしゃられていたのですが、実は私もほぼ同意見です。
私の場合は「医者」「製薬会社」「日本医師会」だと思っていますが。
(暗殺されないように気を付けます)

ちなみに「うつ病」で検索すると、1番上位に表示されるのは○○○○○製薬です。ちなみにこの「うつ病」というビッグキーワードで1番に表示されるのはとても困難なのです(今調べたら1,180,000件中、1位から4位まですべて、とある製薬会社の1社独占でした。2018年1月8日調べ)。
SEO対策にも相当、お金もかけていると思います。たぶん莫大な金額です。なぜ、そんなにお金をかけてまで製薬会社が1番上位に表示される必要があるのか。

企業においてお金をかけることを「投資」と言います。工業時代でしたら設備投資が盛んでした。サービス時代は人材投資です。現在はIT産業時代ですから、WEB制作やSEO対策が投資にあたります。
さて、企業は何のために投資をするのでしょうか?
それはもちろん、利益の為です。投資額以上の回収を見込めるから、そこに投資するのです。すべての民間企業は利益追求団体なのですから、当たり前のことです。
つまり製薬会社が、上位表示に莫大な投資をしているということは…。
間違いなく、お薬を飲む人を増やしたいんでしょうね。


別サイトです

抗うつ剤を安全だと思わせ国民を薬物依存にさせている製薬会社と厚生労働省の実際
本来は国民を守るべき行政機関が、製薬会社のビジネスの場になってしまっている。結果的に患者はクスリ漬けにされて、むしろ自殺に追いこまれている構造がある。
別サイトへのリンクです。
togetter様
抗うつ剤を安全だと思わせ国民を薬物依存にさせている製薬会社と厚生労働省の実際




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