こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
身近に、こんな人はいませんか?
★些細なことでも思い通りにならないと激しい怒りをむき出しにする。
★たえず空虚感を抱いている。
★自殺をしようとしたり、自殺をほのめかす。
★しんみつになった人を試すような行動をする。
★1日の中でも気分が両極端に変わることがある。
もし、身近にいるとしたら
なんとか、元気になって欲しい、苦しまないで欲しいと…身近であればあるほど思うのではないでしょうか。
接し方、支え方のポイント
その人にとっての安全基地になってあげること
●変わることなく、安心を与え続ける。見放さずに味方でいてあげる。
●共感的に気持ちを汲んであげる。
●客観的に問題の解決の道筋を示してあげる。
実は…
これは、境界性パーソナリティ障害の特徴と、その回復を手伝う接し方なのです。
えええ…境界性パーソナリティ障害…
というと、なんとも仰々しい、とんでもない障害なのでは?と思いますよね。
でも、一つ一つの症状や特徴は…程度の差はあっても、誰でも何かしら当てはまるものがあるように思います。
この、境界性パーソナリティ障害は、生まれつきの障害ではありません。
後天的な要因(後天的な要因とは、幼少期に親に求めたけれど満たされなかった愛情)によるものなので、回復することができます。
…ただ、
よし!そんな対応をするぞ〜!
と思っても、実際にはそう簡単にはいかないこともあると思います。
その人が、わざとあなたを怒らせたり、もう知らない!と言いたくなるような困った言動をするからなのです。
そんな挑発的な言動の裏には、
自分の辛さを分かって欲しい…
どうせ、見せかけの優しさなんではないか?という不信…
あなたは、本当に味方でいてくれるのか?確かめたい…
という気持ちが隠れています。
支える側としては、このような挑発的な言動の背景を知り、その人の安全地帯になってあげられると良いと思います。
※境界性パーソナリティ障害について、詳しくお知りになりたい方は
岡田尊司先生の書籍がおススメです。