私は今母親との関係について悩んでいます。

男性   関東在住

こんにちは。
私は今母親との関係について悩んでいます。
具体的に言うと母は自分のことは絶対的に正しいと思ってて、その考え方に従わないとあらとあらゆる方法を使って否定しようとします。

例えば一部ですが母が母の意見を参考までにとか言いながら何度も同じことを言ったりして時には反抗すると泣いたりして私が悪かったのかと思います。

なので反抗しても結局何も変わらないので言うのもやめようと思っていますが、ストレスたまるし、変わらないけど、自分が溜まるよりはましというふうになって本当にこのままでいいのかと思ったりします。

そして以前カウセリングを受けて色々なアドバイスをもらい自分で努力したり続けたりして変わってきていい方向に進んでるのに、母は『それはあなたがお金を払ってるから良いようにいってるだけ』とか『鵜呑みにするな、洗脳されてるだけ』。

正直、親は子供が幸せになるのが望みとか良くなるのが良いと自分(母)で言ってたのに私が良くなったらこの有様。

なので自分が自分を幸せにしよう。
自分の人生を生きようと思いましたが、罪悪感が凄いです。

私だけ幸せになっていいのか、それは自分のことしか考えてない自己中ではないのか。
何が最善なのか、正解なのか。
頭がぐちゃぐちゃです。

どうしたら私は私の人生を歩んで母も出来たら自分の人生を歩める両者とも幸せになる最善な方法はあるのでしょうか。
アドバイスをどうかよろしくお願いいたします。
長文、乱文失礼しましました。

 

お答えします。 

ご質問頂きありがとうございました。

ご質問者様の今置かれている環境はとても苦しい状況だと思います。

親が子に伝える言葉や態度には、洗脳的な要素が大きくあり、大人になってもなかなかその言葉から抜け出せない事がありますよね。

もちろん、親の言葉や態度が自分にとって有益であるものなら何の問題もありません。しかし、自分の人生にとって有益ではないものならば勇気を出して分離していく必要があるのだと思います。

 

>どうしたら私は私の人生を歩んで母も出来たら自分の人生を歩める両者とも幸せになる最善な方法はあるのでしょうか。

ご質問者様は、両者が幸せになれる事を望んでいらっしゃるのですね。

お互いが幸せに生きられたら、とても理想的で素晴らしいと思います。

自分を幸せにする事は可能です。そして、自分以外の人が幸せに生きられるような正しい関わり合いをしてあげる事はできます。

しかし、幸せとは自分が感じるものなので、自分以外の人がどんなに頑張ってくれても、その人が幸せを感じられるように変化しなくてはなりません。

たとえ、誰かのお陰で幸せになれたとしても、それは依存なので長続きしないの

です。

 

アドラー心理学の『課題の分離』という言葉はご存知でしょうか。

自分の問題と他人の問題を切り離して考える事です。

ここで大事なのが、コントロールと選択です。

 

1、自分がコントロールできる事とできない事を分けて考えてみましょう。

①自分が幸せに生きる⇒これはコントロールできますね。

②お母様が幸せに生きる⇒これはコントロールできません。

③お母様が幸せになるかは分からないが、正しい関わり合いをしてあげる。⇒これはコントロールできますね。

 

ご質問者様はこの3つの内、どれを選択しますか?

できれば、コントロールできるものを選択されると良いと思います。

コントロールできないものにいくら努力をしても、結果はでませんし、時間と労力を消費するだけだと思います。

 

2、コントロールできる事については、結果が出るように最善の努力をしていきましょう。

【③正しい関わり合いをしてあげる】ためには、まず自分が自分に正しい関わり合いができるようになる必要があります。

自分に対してできない事は他人にもできないという原則があります。

まずはご質問者様が罪悪感を手放し幸せに生き、お母様に対して自己犠牲的でない正しい関わりをしていけたら良いのではないかと思います。

ご質問者様から頂いた情報ですと、お母様がご質問者様に罪悪感を植え付けるような関わりをされていたのではないかと感じます。

罪悪感を植え付けられた結果、ご自身が更に自分の罪悪感を煽るような癖がついてしまっているのではいでしょうか。

 

>なので自分が自分を幸せにしよう。自分の人生を生きよう

ご質問者様のこの考えはとても素晴らしいと思います。何も間違っていませんし、自己中心的考えでもありません。

ご質問者様は幸せになって良いし、自分の人生を生きて良いのです。

自分の人生に責任を持てるのは自分しかいません。

自分を幸せに出来るのは自分しかいません。お母様でもカウンセラーでもありません。

自分の中のマイナスの嘘の言葉を信じなくて良いのです。

それはただの思い込みですから、真実ではありません。

ご質問者様はカウンセリングにもお越し頂いたとの事ですから、自己肯定感を持ち、自信をつける方法はご存知だと思います。

自己肯定感を上げ、

「誰に何を言われても、自分は幸せになっていいんだ。自分は常に存在価値があるのだ」という自信をつけましょう。

そうすれば、罪悪感は自然に小さくなっていきます。

もちろん、最善の方法を行っていく中で、親子間の距離をとる事が有効ならそれを選択しても構わないと思います。

 

 

3、コントロールできない事については囚われない、前向きにあきらめる。

ご質問者様のお悩みは自分だけの改善ならば、もう少しシンプルなのだと思います。

しかし、お母様の問題も背負ってしまっているから、コントロールできなくて問題が複雑のように思えてしまうのだと思います。

この問題は他人事ではなく、私達カウンセラーも時に悩まされる事があります。

コントロールできない事に振り回されていると、自分が苦しくなりカウンセラーを続ける事はできません。

そこで私達が実践しているのが、

「全力で相手のために最善を尽くした結果、どうなるかは相手の問題」

と前向きにあきらめる事です。

ご質問者様も「囚われない、前向きにあきらめ、手放す」を実践していけるとよいと思います。

もちろん、まず自分を幸せにしてあげる事が大事ですが、

お母様に対しても何かしてあげたいという気持ちがあるのならば、

自己犠牲はせず、今自分が出来る精一杯の関わり合いをしたら、相手がどんな反応をしようと、「よくやった」と褒めてあげましょう。

反応を期待しない事が大事です。

 

ご質問者様がより良い人生、自分の人生を歩んで下さる事を心から応援しております。

 

 

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心理カウンセラー、ライフコーチ
Author : 桜井さおり