こんにちは、セラピールーム・ソラの梶原です。
沖縄の有名な方言に「なんくるないさ」
があります。
沖縄が舞台のドラマで耳にしたり、
お土産などで目にすることもあるので、
ご存知の方も多いかと思います。
その意味として一般的には、
「なんとかなるさ」
「そんなに深刻にならなくても大丈夫」
といった楽天的なニュアンスで解釈されています。
私もそう思っていました。
もちろん部分的にはその通りなのですが、
実はもう少し深い意味があるそうなのです。
この言葉、本来は定型文として前に来る言葉があって、
「まくとぅそーけーなんくるないさ」
というそうです。
「まくとぅそーけー(正しいこと、誠のことをしていれば)
なんくるないさ(なんとかなるさ)」
というのが本当の意味になります。
「人事を尽くして天命を待つ」という、
やることをやったらあとはもう天に任せるしかない、
ということとほぼ同義になると思います。
(現実的に)今やるべきことをやって、
(心理的に)これだけやったのだから、
あとはなんとかなるだろうと
前向きに楽観的になるということですね。
問題と向き合わなかったり、
周りの人などに頼りすぎたりしていると、
時にはうまくいくことはあっても、
確率としてはだいぶ低くなってしまう
ということになりかねません。
ですので問題がある時には、
今できる最善のことはなんだろう?
と自分の頭で考えて
できる限りのことをやることが大切です。
もしどうすればいいかわからなければ、
調べたり聞いたりした上で
自分で考えて見ることも必要になりますね。
このように、いつも現実的な問題と
心理的な問題は分けて考えることも
大切なのだと思います。
ぜひ、習慣にしていきましょう。