育てられた環境があなたを創る

育てられた環境


育てられた環境で、

あなたの信念や人格の原型は形成される。


幼少期にどのような環境で育てられたかにより、信念や性格は大きく変わってきます。
私たちの性格や物事の考え方は、親からの影響がとても大きいのです。

例えば、私たちは日本語が理解できますし、話すこともできます。地方で育った方などは上手に方言を話すことができます。
特別に日本語を習ったわけではありません。
2歳~3歳くらいになると、勝手に上手に日本語を操ることができるようになるのです。

もし、あなたがイギリスで生まれイギリス人の両親に育てられたら、今頃は英語がペラペラ話せていたでしょう。(その代わり、日本語は喋れません)

このように、周囲の影響により学習していくのです。
その中でも両親からの影響は絶大です。


不安障害傾向の場合

心配性の親は、子供のことを心配しすぎるあまりに手をかけ過ぎたり、かまい過ぎたりする傾向にあります。
そんな親に育てられると、子供は「この世の中は危険な場所だ」という信念を持ち、いつもビクビクするようになりますし、不安を抱えた子になります。
不安があると、いつも人の顔色を窺うようになりますし、甘えっこで寂しがり屋になります。
親があまりに構い過ぎて、本来なら子供がすべきことまで親がやってしまうと、子供は自立性を著しく失い、依存的になります。
自分の人生で、自分が取り組むべきことまで
「誰かがやってくれるのではないか?」という信念を獲得してしまうのです。

症状としては不安障害、潔癖症、パニック障害、統合失調症などの傾向性が出てくるでしょう。


うつ病傾向の場合

うつ傾向の親、自分に自信のない親は完璧主義傾向で、怒りや罪悪感で子供をコントロールしようとします。
「まったくもう、迷惑ばっかりかけて!」
「邪魔だからあっちに行ってて!」
「だらしない!」
「そんなこともできないの?!」

そういう言葉ばかりかけられながら育った子供は
「自分は邪魔で、迷惑な存在なんだ…」と自信をなくし、自己の存在価値が感じられず、生きているのが無意味なように感じてしまいます。

症状としては、うつ病、自信がない、自分のことが嫌い、ツラい、苦しい、過去への囚われ、リストカット、不眠症、過食、拒食などの摂食障害、 自殺企図、希死念慮などの傾向性が出てくるでしょう。


本当はどのように声をかけられたかった?

自分が失敗したときや間違ってしまった時、不安になってしまった時、本当は親にどのように声をかけて貰いたかったでしょうか。
自分が親からかけて貰いたかった言葉を考えてみましょう。

そして、その言葉を今の自分にかけてあげましょう。
それが、自分に優しくするということです。

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Author:水元和也

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