こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
先日、こんな疑問をお聞きしました。
「ある本に
『落ち込んでしまった時には
「自分らしくない」と思いましょう』
書いてありました。
確かに…とも思うのですが…
何か、石原さんの言っていることと
違う気がするんです。どう思いますか?」
みなさんはどう思いますか?
落ち込んでいる状態は辛いですよね。
自責せず過ごせていたら、そりゃ良いですよね。
だから、落ち込んでいる時
「あぁこんなの自分らしくないな」
と思ってみる。
「私はもっと素晴らしい人なんだよね」
「私はもっと幸せに過ごせる人なんだよね」
と、セルフイメージを高めてあげるという点において、大正解だと思います。
さぁ…
「石原さんの言ってることと違う」
石原さん…
「ダメな所も含めて自分のことを受け入れてあげましょう〜♪」
「完璧な人はいません。できてないことがあっても、いいじゃないですか。
まず自分の味方になってあげましょう」
って…カウンセラーになってから、千回は言ってます(笑)
落ち込んでいる自分(自分の一部分)を否定することは…
自己否定ですよね。
たしかに!
ご質問の解説をすると…
「自分らしくない」とするのは…
「落ち込んでしまう自分への否定」
になってしまうのではないか?
ということです。
さぁ、
答えはどうでしょうか。
①
「落ち込んでしまうこともあるよねー」
「ダメな時があってもいいじゃないですかぁ!」
でも
②
「落ち込んでいるのは「自分らしくない」よなぁ…
だから楽しく過ごせる自分に成長しよう」
①自己受容
②より良い自分を目指す
この順番が大切です。
ちなみに…
勉強になるなぁ〜と思う自己啓発本には、比較的②だけが載ってますね。
(もっともっと上を目指して生きていこう〜!みたいな)
癒されるなぁ〜と思う自己受容本には、比較的①だけが載ってます。
(あなたは…あなたのままでいいのですよ〜みたいな)
これ、気がついたのですが…
まさに①と②は「母性」と「父性」みたいです。
両方とも、必要ですね。
しかも…①⇒②
の順番が大切です。