催眠療法と催眠術の違い

催眠療法(ヒプノセラピー)とHPに書いていると、よく誤解されることがあります。

それは、「催眠(術)で先生が私を元気にしてください」

と思われてしまうことです。

確かに「催眠」と聞くと、何か魔法のようなイメージなのかもしれません。
しかし、残念なことに催眠とは魔法ではないのです。

催眠療法とは、あなたの心の中にある障壁に気づくことを目的としています。
リラックスして、自分の心と向き合い、
自分の中に閉じ込めてしまった本当の苦しみやイヤだったことに気づき、それを解消していくことを目的としていますので、
本質的に心の底から解消していきます。

催眠術は、「あなたは、こうなりますよ」と催眠術者側が、何かの暗示を入れるだけ。
表面的な思い込みを作るだけです。

催眠術には問題点があります。
例えば「怖くない!」という暗示をかけたとします。
表面上の思い込みとしては怖くなくなります。
しかし、深層心理では「怖い」と思っています。

ここで、自分の中に相反する思いが出来上がってしまうのです。

「怖くないのに、(怖いから)行動できない」

と、アンビバレンツな状態になってしまうのです。
こうなると、余計に混乱していくことになるでしょう。

催眠療法 ← inside-out

催眠術 ← outside-in

と、覚えてください。

中にあるものを表に出すのか、外側のモノを中に入れるのかの違いがあります。

ちなみに催眠術は、他人からかけられた場合には恒久性がありません。
数分から数日で自然と解けて行きます。

自己催眠(術)の場合は、毎日かけることができますので、恒久性が見込めます。
しかし、間違った自己催眠の場合は、アンビバレンツになりますので、
自己催眠を覚えたい場合はご相談ください。

http://cocoro-sora.net/index.html

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