Question.
自信がありません。どうしたら自信が持てるでしょうか。
Answer.
自信とは自然と備わっているものではなく、自分が自分に持たせてあげるものです。
自信という字は自分を信じると書きます。自分のことを疑って、自分を嫌いながら自信を持つことは出来ないのです。
また、自信という言葉を細かく見てみると、自分という人が自分になんて言ってあげるかとも書きます。
クライアントさんの中にはチーフとか課長さんとか、それ以上の役職になっているのに自信がないという方がいらっしゃいます。
まだ働き始めた頃はそういう役職につけば自信が持てると思っていたのに、実際になってみてもそう思えない。
そういう方のお話を聞くと、自分は能力がないのにとか、他の人はもっとうまく出来ているのにとか、自分で自分のことを否定しています。
つまり自分にマイナスな暗示をかけているんです。
あなたの周りにも居ると思うのですが、特に役職などについてないスタッフであったとしても、生き生きとやりがいを感じながら働いているひとも居ませんか?
趣味にたくさん時間をかけ、家事をあまりしていないのに明るく主婦をしている人も居ませんか?
その人は自分にどういう暗示をかけているんでしょうか。
よし!よくやった!いけてる!がんばった!すごい!素晴らしい!できるじゃん!などのプラスの言葉を口にしたり無意識のうちに考えたりしているのです。
そもそも自信とは、根拠があって持ったり持たなかったりするものではなく、漠然となんとなく持っていたり持っていなかったりするものなのです。
成功体験があるとか、実力があるから自信があるのではありません。
自信があるから実力が発揮できたり、それによって成功体験が後からついてきたりするものなんです。
ではどうすれば自信を持つことができるのか?特別にこうしなければとかこうするべきとかいう発想ではなく、まずは自分に自信を持たせてあげる、と考えてみてください。
自分を信じてあげること、自分ならできる、大丈夫、いけてるとかプラスな言葉をかけてあげるようにしていってください。少しずつ自信は成長していきます。
そしてなにかにチャレンジしてみましょう。普段、あまりにも失敗することを恐れているので、なにかに取り組むことさえ出来なくなっていませんか?
失敗したっていいじゃないですか。間違ったっていいじゃないですか。
なにかに取り組んでみた自分、チャレンジした自分、恐れを克服した自分を褒め称えてあげてください。頑張った!素晴らしい!自分を信じるとはそういうことです。
他人との比較ではなく、自分が昨日は出来なかったことが出来たとか、自分が少しでも出来たことがあればそれを評価してあげることが大切です。