人生を左右するセルフイメージ

こんにちは、心理カウンセラーの梶原です。

今回は、自分の人生を左右するセルフイメージのお話です。
セルフイメージというのは「自己像」、つまり、自分が自分のことをどのようにイメージしているかということです。

セルフイメージが自己肯定的であるかそうでないか、自分のことを自分がどのように評価しているか、ということが、人生を左右するのです。

セルフイメージの根底に罪悪感や不安、劣等感という気持ちがあると、自分に否定的になり自分のことを責めたり不安を煽ったりしてしまいます。

時には過去に誰かに言われた言葉を何度も思い出して嫌な思いをしたり、失敗したと思った事をなんであんなことをしたんだろうと何度も思い出したりして嫌な思いをしてしまいます。
そうすると、体も心も萎縮してしまってやる気が出なかったり、体の不調となって表れたり、気持ちも落ち込んでしまうのです。

また、セルフイメージが低いと例えば街中でこちらを見て笑っている人を見た時に、自分のことを笑っているとか馬鹿にしているとか、自分には有益ではない解釈をしてしまいます。
なにかをやろうとした時にも、やる前からどうせダメだ、無理に決まっていると、どこか無意識に考えてしまっていたりします。

このセルフイメージは特に幼少期が多いのですが、これまでの生育環境の中で罪悪感や劣等感、不安という気持ちを持ってしまい、自分には有益ではない考え方の癖や思考パターンを持ってしまったことによります。
しかし、普段はやって当たり前のように自動的になってしまっているので、自分ではそれが生まれながらの性格であると思ったり、自分を責めたり不安を煽ることがなんの疑問もないものになってしまっていて、癖であることに気が付けないことが多いのです。

カウンセリングではまずそのことに気付いてもらいます。
改善には、一言で言うと自分に肯定的に接していくことで自信をつけていき、徐々にセルフイメージをよりよいものに変えていきます。
カウンセラーはクライアントさんのリソース(資質や能力、嗜好など)を考慮して、具体的で効果的なやり方を一緒に考えて提案していきます。

罪悪感や劣等感、不安による有益ではないセルフイメージは、ご自分の生まれながらのものではなく、考え方の癖であることに気付くこと。
それだけでもよりよい人生へと改善するための大きな一歩となります。

心理カウンセリングのセラピールーム・ソラ

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