あなたは幸せになって良い人ですか?
カウンセリングをしていて、時々「あれ?」って思うことがあります。
セッションも順調に進み、改善しかけるとまた元に戻ろうとする方がいらっしゃるのです。
そういう時は、その方に確認します。
「あなたは、自分が幸せになって良いと思っていますか?」
そうすると、意外な答えが返ってくるのです。
「いえ、幸せになってはいけないような気がします」
もちろん、クライエントさんは“意識的には”現在の問題を解決し、幸せな人生を送りたいと思っています。
しかし、クライエントさんの“無意識”が、幸せになることを阻むのです。
これにはいくつかの要因があって、その一つは単なる思い込み。
幼少期から罪悪感や劣等感を植え付けられ「自分なんか幸せになってはイケナイ」「幸せになるべきではない」と思い込まされているパターン。
もう一つは、疾病利得。
心理的な問題を抱えている方が、頑張りすぎなくて良かったり、周りの人が心配してくれたり、優しく接してくれたり、社会に出なくても大目に見てくれるというようなパターンです。
上記のこと以外にも、元気ではない方が利益がある場合があります。
幸せになるための根幹をなす思い込み
自分の中に「幸せになってはイケナイ」という思いを持っていると、どんなに頑張っても、どんなに勉強しても幸せを手に入れることは到底、不可能になります。
この思い込みは大きなメンタルブロックになってしまうのです。
あなたが自分の人生を変える上で、まず最初に取り組むべきことは、自分が幸せになることを許してあげることです。
そうでなければ、あなたの人生は上手く行きませんし、かわいそう過ぎます。
疾病利得の場合は?
そして、もう一つ。疾病利得がないか、冷静に検証してみましょう。
まずは、どのように育てられたかを考えてみてください。
「大切にされなかった」「甘やかされた」「親が心配性だった」「構われ過ぎた」などなどがあると、大人になった後も、主体性を持って自己責任で自分の人生を生きて行けなくなってしまうのです。
もしくは、元気になってしまうと「新しいことにチャレンジしていかなければならない」「社会に出て自立しなくてはならない」というようなことを恐れていませんか?
そういう思いがあると、なかなか前に進めなくなってしまうものです。
解決法のワーク
これらのことを解決するために取り組むことは、
①自分が幸せになることを許可する。
「あなたは幸せになって良いんだよ」って、自分に伝えてあげましょう。
②自立することを決断する
「自分の人生は自分で作る!」「すべて自分の責任で生きる!」と決断することです。
幸せな人生を手に入れるために、まずは「自分は幸せになって良い人」と思えているのか検証し、もしそれを許可できていない場合や疾病利得がある場合は、ぜひ上記のワークに取り組んでみてください。
Author:水元和也
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