解決志向アプローチとは?|SFA

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解決志向アプローチ(SFA)

おススメ度:★★★☆☆
効果の高いブリーフ・セラピー
ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)は日本では解決志向アプローチや解決志向短期療法と呼ばれ、文字どおり原因究明することよりも解決することに焦点(フォーカス)を当てた心理療法です。
心理分析したり原因を究明することに必要以上にこだわらず、それよりも未来の解決像を構築して行くことに重点を置くところに特徴があり、結果的に短期間で望ましい変化が得られます。解決志向アプローチは代表的なブリーフ・セラピー(短期間療法)のひとつとなっています。

もともとは文化人類学者のグレゴリー・ベイトソンと天才的な催眠療法家のミルトン・エリクソンの影響を受けスティーブ・ド・シェイザーと共同開発者のインスー・キム・バーグと共に問題や原因の探求よりも解決中心の取り組みを重要視し解決志向アプローチ(Solution Focused Approach)という技法が開発されました。これまでの話を聴くことを中心としたカウンセリングと違い、平均面接回数7回という驚異的な短期間で改善へと導いています。

解決志向アプローチの中心的な哲学は
●もし上手く行っていないのであれば、違うことをすること。
●もし一度やってみて上手く行ったことは、またそれと同じ事をすること。
●上手く行ってるのなら、変えようとしないこと。

解決志向アプローチの仮説は、およそどのような問題も永遠につづくことはない。どんなに深刻に見えても問題が起きていないときや、問題が起きていたとしても比較的軽度の時など、必ず「例外」が存在するということなのです。
その例外の状況から解決の糸口を見い出し、解決を支えるものを拡張させ良循環させることなのです。

また、統合失調症や解離性同一性障害などの改善自体が悲観的に見られがちな症状や障害に関しても、前向きで可能性に満ちたアプローチが可能になります。


原因にこだわらない心理療法

旧来の何年も通うが思うような結果の出ないカウンセリングとは違い、素早い改善が期待できます。
原因を究明することに時間を費やすのではなく、どうすれば解決するのかということにフォーカスします。
「原因」があるから「結果」が在るわけですが、原因がわからなければ結果が変えられないわけではなく、逆算的な考え方です。
今やっている行動や思考に問題があるから、望ましい結果が得られていない。
であれば、「何でもいいから違うことをしてみよう」ということです。原因を変えてしまえば、いつかは望ましい結果が得られることになるのです。


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