パターン介入は2種類ある|心と人生を変える

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パターン介入は2種類ある

パターン介入

パターン介入には、行動だけを変える表面的な方法と、信念や価値観、思い込みやセルフイメージを変化させるための本質的な介入の2種類があります。
ひとつは「やり方」を変える方法、もうひとつは「在り方」を変える方法です。
その2つの違いを見て行きましょう。

●パターン介入
●行動面への介入(表面的)
●信念への介入(本質的)
●パターンを変えるのは難しくない

パターン介入

前頁でパターン介入が大切なのですと書きましたが、パターン介入の大前提には2種類あります。
それは、
(1)行動面への介入
(2)信念への介入

この2種類です。
人生を変える上で重要なのは「(2)信念への介入」です。
自分を肯定的に扱い自己価値観を上げることが大切です。
しかし、自己価値観を上げ、セルフイメージを書き換えるには時間がかかりますので、同時に行動も変えて行きましょう。


(1)行動面への介入(表面的)

行動面への介入とはどういうことでしょうか。
例えば「不眠症」を例に説明します。
夜中になると眠れない、とても寝つきが悪い不眠症のはとても苦しいです。少しでもゆったりと眠りたいと思っています。
その時に、行動面を変えることで眠れるようになることがあります。

・枕を変えてみる
・シーツを変えてみる
・カーテンを変えてみる
・アロマを焚いてみる
・寝る前に10分間、ロウソクの炎に集中してみる
・ベッドの位置を変えてみる
・ぬいぐるみを置いてみる
・寝る部屋を変えてみる
・ソファーの上で寝てみる

など、今日からでもできるようなことばかりです。
こんなことで、眠れるようになることもあります。
しかし、これは一時的な方法です。自分の心の中までは変化していませんので、またいつかは眠れなくなってしまうでしょう。


(2)信念への介入(本質的)

自分の人生を本当に変えようと思うのであれば、自分の信念(価値観、思考パターン、思い込み)に介入する必要があります。
不眠症の方は、大抵は完璧主義の傾向にあります。
完璧主義が強い方は、夜中までぐずぐず夜更かしをする傾向があります。何をするわけでもないのに、何かやり残しているような気がして、ぐずぐずいつまでも起きていることがあるのです。
そして、いざ寝ようとベッドに入り横になると、目が冴えて眠れません。そのうち、頭の中でイヤなことや過去の失敗したこと、怒られてイヤだったことなどが頭をよぎり、ますます眠れなくなってしまうのです。

完璧主義の方の場合、その根底にあるのは「認められたい」「許されたい」「分かって貰いたい」という欲求です。
だから、完璧主義的に頑張りすぎてしまうのです。
認められたいと思いつつ、自分は自分のことを少しも認めようとしません。

そのパターンに介入するのが、本質的な介入になります。
自分のことを認めてあげましょう。

もちろん、今までやったことがないことですから、とてもハードルが高いことのように感じるでしょう。最初は難しく感じると思います。
「自分を認める」という簡単なはずのことが、とっても難しく感じるのです。

でも、これができるようになったら、人生が大きく変わります。
少しずつで良いので、ぜひ取り組んでみましょう。


パターンを変えるのは難しくない

パターンを変えることに慣れていない方は、とても難しく感じるでしょう。
例えば、今まではご飯を食べるときに利き手でお箸を持っていました。
ある日を境に、利き手とは逆の手でお箸を持って食べなければならないと言われたくらい難しいことのように感じるのだと思います。

しかし、来る日も来る日も逆の手でお箸を持って食べ続けてみてください。
1か月、2か月経つうちに、だんだんと慣れてくるでしょう。
半年も続けていれば、逆の手で自然とお箸を持つようになると思います。

日常生活で毎日やるようなことは、自然と無意識化され、それは新しくパターンとなって行くのです。


パターン介入療法

パターン介入についての一番有名な心理療法は「ソリューション・フォーカスト・アプローチ(SFA)」ですが、その方法はほとんどが表面的なものです。変化を促す最初のキッカケにはなるのですが、それだけでは上手く行かないことが多いと思います。

私がおすすめする正しいアプローチと思える心理療法は、
原則中心療法(PCT)」と
論理情動行動療法(REBT)」です。
本質的に介入することでセルフイメージが変わり、人生そのものが変わるのです。
人としての生き方が理解でき、自由に楽に生きて行けるようになります。





Author:水元和也


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