知っておきたい不安障害について

不安障害は、特定のものやある場面に出会った時に、過度な不安や恐怖によって引き起こされるものです。不安や恐怖といった感情は誰しもが感じるものですが、過剰に感じてしまうことで身体的・精神的苦痛になり日常生活を送れないほどにまで進行してしまう場合があります。

Aさんは必ず食事の前に手を洗います。手洗いを欠かしたことはありません。洗うのが常識だと感じているからです。特に苦痛は感じていません。

Bさんも必ず食事の前に手を洗います。手にバイ菌がついているのではないかと不安で、30分くらい手を洗い続けてしまいます。食事までにバイ菌が手につくことをおそれて、ドアや壁に手が触れないように細心の注意を払って移動します。

もし触ってしまったら、もう１度30分かけて洗い直します。Bさんは頭の中では「こんなに手を洗うなんてバカバカしい。やめたい」と思っていますが、洗わずにはいられません。

同じ「手を洗う」という行為ですが、どちらが問題を抱えているかと言えば、Bさんだとすぐおわかりになると思います。障害になる基準は、『本人が苦痛を感じていること』と『不安によって生活に支障をきたしていること』です。

Aさんはもしかしたら潔癖症と言われる性格かもしれませんが、本人が苦痛を感じていないため、問題ないのです。もし、Bさんの手洗いを無理にやめさせるとどうなるでしょうか。バイ菌がついているのではないかという不安が激しく引き起こされ、動悸や冷や汗、めまいなどに襲われる可能性があります。

また、不安や恐怖によってパニック発作が起こる場合もあります。無理をさせると悪循環を生み出しますので、注意が必要です。

関東で不安障害相談をお考えでしたら、【セラピールーム・ソラ】へご連絡下さい。カウンセリングでは、身体の不調や悩みの原因を探り、解決策を見つけていきます。思い込みや考え方などを変えて、本来の楽で安心できる自分を取り戻せるようお手伝い致します。

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