移ろいゆくものと普遍的なもの
昭和の時代では当たり前だったものが当たり前ではなくなっていきます。
公園で遊ばなくなり、レンタルビデオ屋さんは無くなり、
会社の飲み会が強制参加ではなくなり、
飛行機の中でタバコが吸えなくなったりとか、
社会は時代の流れにあわせてどんどん変化していくものです。
アルフレッド・アドラーさんが提唱した
「褒めてはいけない。叱ってもいけない」という教えは、当時はそれでよかったのかも知れません。
インターネットもなかったし、引きこもりの人もほぼいなかった時代の話です。
引きこもるような自室もなかった。
つまり、人との単純接触が濃厚だった時代ですね。
今はITの発達により、人間を介さずに多くのことができるようになりました。
例えばファミレス。
注文もタッチパネル。料理はロボットが運んでくる。支払いはセルフ。
ほぼほぼ人とのコミュニケーションなしに完了してしまうのです。
人との関係は希薄になりました。
また、昔は寛容に許されていたことが、
だんだんと世間や社会が厳しくなり、怒られたり責められたりすることが多くなりました。
自己肯定感は下がり続け、息苦しい環境になっています。
こんな時代に人との繋がりを復活させるための潤滑剤となるのが「褒める」というスキルです。
褒めることで、お互いは素晴らしい存在だと認識することができて
自己認識も変化し、自由な生き方が許されるようになるのだと思います。
このように、時代によってその考え方は変化しなくてはならないものもあります。
一方では、とても普遍的なものもあります。
例えば、ことわざの
「案ずるよりも生むが易し」
物事は、あれこれ心配するよりも、実際にやってみた方が案外たやすくうまくいくものだという教えですね。
やってみなければ解らないことを、
やる前から「こーなるかも知れない」「こーなったらどうしよう」と
いくら考えても結果が見えないことを考えすぎて
結局、何も着手しないと物事は前に進めませんよ、
心配するよりも、とりあえずやってみた方がいいよ、という教えです。
このことわざの起源は明確ではありませんが、
きっとずっと前から使われているものです。
世の中が移り変わっても、人々の思考や行動様式はほぼ変わっていない。
つまり普遍的なものですね。
このように、世の中には時代の流れと共に変化していくものと
普遍的に何千年も変わっていないものがあります。
世の中を上手く渡っていくためには、それを見極めること。
そして普遍的なものに真実を見出すことが大切ですね。
(*´▽`*)
Auther:水元和也


