プライドと自己肯定感
「プライドを持って仕事をしろ!」なんて言われますが、
果たしてプライドを持つことは良いことなのでしょうか?
「pride」を直訳すると「誇り」になるので、
これは良さそうですね。
自分の仕事に誇りを持つのは間違ってません!
しかし、違う意味では「うぬぼれ」「横柄」「傲慢」に似た意味合いを持つこともあります。
例えば、
プライドが高いので、人に謝れない。
プライドが高いので、決して弱さを見せない。
プライドが傷つけられてしまった・・。
などの場合は、後者の意味ですね。
これは、自己肯定感(自尊心)と大きくかかわっています。
このようなプライドは本来なら必要のないもの。
とりあえずこの2つを分けるために「無駄なプライド」と名付けます。
無駄なプライドを持っていると、
他人の言動にいちいち反応してしまうし
その度に怒ったり悲しんだりイライラしたりしますので
とても生きづらい人生となってしまいます。
これを一気に解消するのが
自己受容と自己肯定感です。
自己肯定感が上がると、
他人からどう思われても全く気になりませんし
マウントを取られたとしても
気にもなりません。
他人が思うことと
現実の自分は全く違うものだし、
他人から認められる必要も、承認される必要もなくなるのです。
「自己肯定感」と「無駄なプライド」は見事なまでに反比例します。
自己肯定感が上がれば上がるほど、
無駄なプライドはどんどん下がっていきます。
そして、どんどん生きるのが楽になっていきます。
無駄なプライドを持っている方は
マウントを取ってくる人を敵認定し
イヤな気持ちやモヤモヤを持ちますが
敵はマウントを取ってくる人ではありません。
向き合うべきは、自分です。
自分の中の自己肯定感をどんどん成長させることで
マウントを取られても
全く気にならなくなるのです。
誰かを変えようとするのではなく
自分を変えることです。
誰かを説得して1人変えたとしても、
次の場所では、またおかしな人と出会うのです。
おかしな人や、
自分と気の合わない人、
マウントを取ってくる人は、
どこに行っても居なくなりません。
自分を変えれば
そんな人たちと関わっても
イライラしなくなるんです。
穏やかで平和な人生を望むのであれば、
自己肯定感を上げることが
一番の近道なのです。
メタ心理カウンセリング
セラピールーム・ソラ