赤面症と自己肯定感
誰でも恥ずかしい思いをしたりするとカーっと血が上って顔が赤くなったりすることはありますよね。
「顔から火が出るほど恥ずかしい」という慣用句があるくらいなので
多くの人が失敗したり間違ったり恥ずかしい時には赤面するものです。
そういう意味では、赤面症は病気とは言えません。
普通の事象です。
なぜ、顔が赤くなると気になってしまうのか?
それは、他人からの視点を考えるからです。
「顔が赤くなっているのがバレているのではないか?」
「こんなことで顔が赤くなるなんて、なんて思われただろう?」
ということを考えてしまい、
余計に恥ずかしい思いをしてしまうのではないでしょうか。
●赤面症は治るのか?
赤面症の改善を考えた場合、2つのパターンが考えられます。
ひとつは、赤面しなくなること。
ひとつは、赤面しても気にならなくなること。
その両方に自己肯定感が大きく関与します。
自己肯定感が上がると
他人からどうにか思われることの重要度が下がりますので
他人からの視点が気にならなくなります。
そうすると、自然と赤面することが少なくなるでしょう。
「自分は、自分でいいんだ」
「間違うことは誰にでもある、気にしなくていい」
と思えるようになると、
さらに、赤面する回数は減っていきます。
また、顔が赤くなったとしても
自己肯定感の高い人は
「それがどうした?」と思えますので
気にならなくなっていくのです。
そうやって、この両方を同時に思えるようになることで
赤面症ということを意識せずに生きて行けるようになるのです。
もちろん、私も子供の頃は引っ込み思案で
人前で話したりするのはとても緊張しましたし苦手でした。
ちょっと失敗しただけで
赤面することは何度もありました。
恥ずかしい思いをしたくありませんので
失敗をしないように頑張りました。
しかし、どんなに頑張ったところで
失敗しなくなるなんてことは不可能なのです。
正しい解決方法は、
失敗しても平気な人になること、
なのです。
自分を責めるのを止め、
自分を肯定的に扱うことで
失敗することは悪いことではないということを理解しましたし、
むしろ、今は失敗することが楽しみでもあります。
そうなると、
赤面することはすっかりなくなってしまいます。
このように、
赤面症を改善するには、
自己肯定感を上げることが一番の対策だと思います。
メタ心理カウンセリング
セラピールーム・ソラ