時計
愛着障害

分析:遅刻に怒る人

最近はすべてが「愛着障害」の問題のように思い始めましたので、

様々なケースを愛着モデルに照らし合わせて分析してみようと思います。

遅刻に怒る人は、幼少期に待たされて悲しい想いをした方だと思います。

もしくは、約束を守って貰えなかったということも考えられます。

その悲しみの傷が癒えずに、

ずっと未消化のままそこにあるのではないでしょうか。


例えば、

小さい頃にお母さんが「〇〇時に帰ってくるから待っててね!」と言ったとします。

子供は一人で残されて心細くて、でも我慢して待つことにしました。

約束した〇〇時が楽しみです。

「早く帰ってきて欲しい!!!」と思っていたのに、

約束の〇〇時を1分過ぎても2分過ぎても帰ってこない。

待たされた子供は不安になります。

「もしかして、帰って来なかったらどうしよう💦」


こういう小さなことでも心に傷が残るのです。



あるいは、もう少し広範囲で考えると

時間のことではなく

「約束を守ってくれなかった」ということに怒っている可能性もあります。




ブーメランの法則では

自分が待たされるのがイヤな人は、

他人を待たせることに関しても敏感です。


これは実際にあった話です。

ある時、どうしても仕事が抜けられず、

エアコンの設置の予定時間に行けないことが発覚しました。

困っていると、石原先生が

「私、その時間なら行けますよ」と申し出てくれました。

ありがたいことです。私も一安心しました。


さて、エアコン設置日の当日です。

15時のお約束だったのですが、私の仕事終わりも15時。

移動に10分かかる。

でも、石原先生が対応してくれているから大丈夫だろうなぁ、と思っていました。


でも、念のため、15時にお仕事が終わってすぐに、設置場所まで移動しました。

すると、なんと!

エアコン設置業者の方が、ドアの外で待っていました。


私はひたすら平謝りです!


その時に、私は凄く悲しくなりました。

「どうして、人を大切にできないんだろう…」



たぶん、これは感覚の違いです。

幼少期に約束を守って貰えなかった経験や

時間を守って貰えなかった経験がない人には

傷が残っていないので、

待たされても痛みを感じませんし、

他人もそんなに痛みを感じているとは思っていないのだと思います。


しかし!

そこに傷のある方は、

待つことや時間を守って貰えないことが、とても痛いのです。

癒えていない、心の傷。

ペインボディが痛み始めるのです。


「遅刻に怒る人」は、このように悲しみを抱えているのです。

もしかしたら、本人は意識的に思い出せないくらい

無意識の奥深くにその傷をしまっているかもしれません。


でも、どこかのタイミングで、

その傷を癒してあげることができるといいですね。


Therapyroom sora



自己肯定感UP!トレーナー。 心理コンサルタント、ライフコーチ。 セラピールーム・ソラ Therapyroom sora