統合失調症の最新研究
●統合失調症の最新研究
統合失調症は原因もメカニズムも明確に解明されていない、謎の多い精神障害です。
この不明なことの多い統合失調症という症状を紐解いていきましょう。
●統合失調症とは?
統合失調症は、妄想や幻覚が主体の「妄想型」、
思考がまとまらず感情や意欲の障害が主体の「解体型」、
興奮と昏迷が主体の「緊張型」の3つに大きく分類されます。
幻覚や妄想
考えがまとまりづらい
意欲が減退する
現実とのつながりの喪失
異常な思考や行動
感情表現の減少
●MSDマニュアルに拠る定義
統合失調症は、現実とのつながりの喪失(精神病症状)、幻覚(通常は幻聴)、妄想(誤った強い思い込み)、異常な思考や行動、感情表現の減少、意欲の低下、精神機能(認知機能)の低下、日常生活(仕事、対人関係、身の回りの管理など)の問題を特徴とする精神障害です。
症状は様々で、奇異な行動、とりとめのない支離滅裂な発言、感情鈍麻、寡黙、集中力や記憶力の低下など、多岐にわたります。
●原因とメカニズムの仮説
・遺伝的要因
・ダブルバインド(裏と表、言語と非言語)
・過保護×否定
●構成要件
(1)大きな不安
(2)抑うつ傾向
(3)希薄な自我(純粋×頑固)
(4)直線的思考(思考の幅が狭い、逆算、試し算)
(5)被害者マインド
「構成要件」とは、その症状を呈するのに必要なファクター(要素)のことです。
このファクターなしに統合失調症の症状を呈することは難しい。
特に今回の最新研究では「被害者マインド」が大きなファクターのひとつとしてあるのではないかと思いました。
その他に、個人的な印象としては純粋でピュアで
とてもまじめな方が多かったです。
良くも悪くも、まるで子供のような純粋でピュアなマインドを持っています。
我々人間は、何かの出来事と何かの結果を結び付けてしまう思考をしてしまう生き物です。
例えば「下駄の鼻緒が切れたから、悪いことが起こる」
「コップが割れたから、悪いことが起こる」
「黒猫が横切ったから…」「霊柩車を見たから…」等です。
その時に「被害者マインド」があると、
「…ということは、監視されているのではないか?」
「…ということは、みんなで私を陥れようとしているのではないか?」
というような、被害妄想的な思考が顕著になります。
そして、本人の純粋さゆえに、
あまり疑うことをせずに信じてしまう傾向にあります。
●統合失調症の改善法
(1)主体性を持って生きる
(2)自分を褒める
(3)自己を肯定する、自己を受容する
(4)現実とのバランスを取る。(論理パズル)
(5)周囲に期待しない(0ベース思考)
(6)狡猾に生きる(悪賢い)
メタ心理カウンセリング
セラピールーム・ソラ