催眠術とか自己催眠と聞くと、なんだか怪しい世界のような気がする方もいらっしゃると思います。
しかし、催眠術も自己催眠もマインドコントロールも、よくよく勉強してみると、
別に怪しいものではなく、人間として普通に体験するものだということがわかると思います。
例えば、人格を形作るものは催眠によって与えられた言葉や態度なのです。
特に、幼少期には理性が発達していませんので、
幼少期に与えられた言葉は、そのまま催眠としてマインドがコントロールされてしまうのです。
「あなたはダメな子」
「あなたは要らない子」
「あなたは迷惑ばっかりかける」
「邪魔!」
などと言われながら育った子供は、
その言葉を信じ込んでしまうのです。
そして、いつしかそれが信念となり、自分の人格を形成してしまうのです。
ですから、大人になった後もそのことを信じ込み
つらく苦しい人生を過ごしてしまうことになるのです。
逆に
「偉いね」
「頑張ってるね」
「さすがだね」
「素晴らしいね」
「上手だよ」
と言われながら育った子供は、大人になった後も楽しい人生を送ることができるのです。
違いは、「否定的な言葉」か「肯定的な言葉」かの違いがあるだけです。
あなたなら、どちらの言葉をかけて貰いたいでしょうか?
●自己催眠編
さて、否定的な言葉をかけられながら育ち、大人になってしまった場合はどうすればいいのかのお話です。
否定的な言葉をかけられながら育ち、自信がない人は、
今度は他人から褒められよう、認められよう、必要とされようと躍起になります。
ですから、多くの方が完璧主義になってしまいます。
完璧であれば怒られませんし、褒めて貰えたり必要とされたりすると思ってしまうからです。
しかし、完璧主義になってしまうと、
自分の不完全さを呪い、なじるようになります。
「自分はダメだ」
「自分は何もできない」
「何をやっても失敗ばかり」
そう、この言葉が自己催眠となってしまっているのです。
この自己催眠をかけている場合は、人生が豊かになることはありません。
この言葉を変えて行きましょう。
まったく難しくありません。
無意識に自分にかけている言葉を差し替えるだけです。
自己肯定的な言葉をかけるように、意識してみてください。
●違和感
最初は、どんなに肯定的な言葉をかけても違和感があると思います。
なぜなら、自分の信念と違う言葉をかけているからです。
例えば、「自分は頭が悪い」と思い込んでいらっしゃる方が、
誰か他人に「すごく頭がいいですね!」と言われても、あまりピンときません。
自分の信念とミスマッチングしてしまいますので、とても居心地が悪くなる場合もあります。
でも、自分の信念を書き換えるために、正しい言葉、自分にとって有益な言葉をかけ続けることが大切なのです。