こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
こんな場面をイメージしてみてください。
公園の砂場で子どもを遊ばせていたら、近くにいた子のおもちゃを無理やり取り上げてしまった!
お子さんに…まず何と言葉をかけますか?
多くの場合
「あ〜!ダメダメ」
「お友だちの取っちゃダメ!」
ですね。
つい…言っちゃいます!
↑気持ちがホントによくわかります(°▽°)
ここで、思考の自由と行動の制限を使って考えて見ると…いかがでしょうか。
【このおもちゃ、楽しそうだな、使ってみたいな、触ってみたいな。】
これは思考ですね。
ここは自由なのです。むしろ、好奇心のたまご(o^^o)大切に育てたいところです。
【欲しいので、とりあえず取り上げてみる。】
これは行動です。
ここは楽しくお友だちと遊ぶために制限が必要なんです。
他の方法を知る必要があります。
なので、
まずお子さんの思考を言葉にして代弁してあげましょう。
そのあと、行動の方を見本として見せてあげるのも良いかと思います。
「ステキなおもちゃだね!こういうの好きなのね。触ってみたくなったのね。ちょっと貸して、って言ってみようか。」
思考は自由ですので、認めてあげることが大事なのです。
何故か?というと、
子どもは語彙力がありません。
思考と行動をひっくるめて
ダメです!
と言われると
おもちゃ…いいな、触ってみたいな!という気持ちもダメなこと、そんなことを思ってはいけないのだ。と受け取ります。
このような思い込みを生活の様々な場面で作られていくと…
自分の思考をいけないこと、自分の思いは間違えている。こんな思いを抱くのはいけないことなんだ!と思うようになります。
自分の思いを言わない子、思いを押し殺してしまう子、一見するとおとなしい子、空気を読みすぎてしまう子。
には、こう言った背景があるのではないか…と思います。
思考の自由と行動の制限
子どもの思いは、汲み取って言葉にして認めてあげる。
行動は、親が見本となって指し示してあげる。
そんな関わりを心掛けたいですね。