こんにちは、セラピールーム・ソラの梶原です。
能力開発や自己啓発作家で知られる
西田文郎さんの書籍の中で、
成功には大きく二つある、と書かれていました。
その二つとは、
「社会的成功」と「人間的成功」です。
「社会的成功」とは、目に見えるような結果、
仕事やスポーツなどで能力を発揮して経済的な結果、財産や地位、名声などを手に入れることです。
若い頃には、
ほとんどの方がこの成功を求めて頑張るのではないでしょうか。
この成功は勝ち負け、
競争というパラダイム(枠組み)がベースになっています。
対して、「人間的成功」とは、
目に見えにくい結果、
人とのつながりであったり、
人間性や心の成長を通して人格を磨き、
家族や周りの人々との人間関係が良好である状態です。
この成功は利他とか寛容さ
というパラダイムがベースになっています。
資本主義の世の中、
我々は社会的成功ばかりに目を奪われがちです。
もちろん、それを求めることは悪いことではありません。
社会的成功、経済的な成功は、
世の中に価値を与えることによってもたらされるものでもあるからです。
しかし、どちらの成功が本当に幸せで
幸福感を感じられているかと考えると、
人間的な成功なのではないでしょうか。
社会的成功はともすると勝ち負けにこだわり、
うまくいった時には達成感は感じられるかもしれませんが、波が大きく、心は落ち着かないことが多いと思います。
一方の人間的成功は、
達成感というよりも
充実感や安心感などによって
心は穏やかな状態になると思います。
50代、60代と年齢を重ねていった時、
社会的成功よりも
人間的成功の方が重要であると感じる方も多いのではないでしょうか。
もちろん、社会的成功を求めながら人格を磨き、
人間的成功も手に入れる方も沢山いらっしゃると思います。
この二つの成功が両立できれば言うことはないですね。
気をつけなければならないのは、
社会的成功を追求し過ぎた結果、
利益ばかりにとらわれて傲慢になったり、
謙虚さを失ってしまうことです。
むしろ、社会的な成功よりも人間的な成功を求めた方が、結果、その人なりの社会的成功もついて来るのではないかとも思います。
年代に関係なく、
いつでも人間的成功を忘れずに行動することが大切です。
この辺りは私も大いに反省しつつ、、
ぜひ心がけていきたいものですね。