こんにちは、心理カウンセラーの梶原です。
「あなたは幸せになりたいですか?」
と聞かれれば、ほとんどの人はなりたいと答えると思います。
ですが、
「あなたにとっての幸せとはなんですか?」
と聞かれると困ってしまうことが多いのではないでしょうか。
お金持ちになって、好きな物を買ったりいい服を着て理想の体形になれたり、素敵なパートナーや家族が居て友達にも恵まれて…
とそこで初めて具体的に考えてみるという人が多いと思います。
よく言われることですが、幸福度は国の発展度合いや経済的な豊かさには比例せず、先進国のほうが低い場合もあります。
これは家庭や個人という単位で考えても同じことが言えるのではないでしょうか。
世界最高のコーチとも言われる、トニー・ロビンズはこう言っています。
「充足なき成功は究極の失敗である」
と。
財産を築いて地位や名声を手に入れたとしても、体を壊していたり家族がバラバラだったりしたらそれは果たして幸せな状態と言えるのでしょうか。
お金を稼いで有名になったり欲しい物を手に入れることは、もちろん頑張った結果ですから達成感を感じて一時的には幸せな気持ちになると思います。
ただ、生活のレベルを上げても有名になってももっともっととなりがちであることには注意が必要です。
それを維持し続けるには、大変な労力や頑張りも必要になります。
それよりも動く体があったり、やりたいことにワクワクして取り組んでいたり、ホクホクの焼き芋を食べたり、身近な人の笑顔、散歩中に見える青空、あったかいお風呂に入ったりするようなもっと身近で一見当たり前に思えるようなささいなことで幸せは感じられるのではないでしょうか。
もちろん現代社会においてお金は必要ですし、時には豪華な食事をしたり欲しいものを手に入れることも楽しいことだと思います。
ただ、他を顧みずに頑張って成功すれば自動的に幸せも手に入るのではないか、孤独も解消できて充実感も得られるのではないかというのは違うのではないかと思います。
成功と幸せは別のところにあるのだと思います。
まずは、あなたにとっての幸せとはなにか、自分は人生でなにを重要とし一番大切にしたいことは何なのかを考えてみましょう。
そして、そのための行動をできればバランス良く、小さくても良いので進めていきましょう。