悩んでいる人に共通する、ある誤解

こんにちは、セラピールーム・ソラの梶原です。

人生に悩んでいる方の共通点の一つとして、

“自信がない“

ということが挙げらると思います。

そして、この自信について、

ほとんどの方が誤解をしています。

あなたはこう思っていないでしょうか。

自分に能力がもっとあれば、

自信が持てる。

仕事ができれば、

お金があって成功していれば、

容姿が良ければ

自信が持てるのにと。

もちろん、

そういったことで得られる自信もあるのですが、

それは一時的な自信で、

それを失うことの不安にいつも悩まされ

頑張り続けなければならないことになります。

自信には条件付きの自信と、

条件なしの自信があります。

能力や容姿、実績などは

条件付きの自信であり、

自己効力感とか自己有用感と呼ばれるものです。

ある分野に関して自分ならできる、

頑張ってきた、

学歴がある、

他人に認められている、

容姿がいい、

世の中や誰かに貢献できている、

そんな自分なら価値があるという条件つきの自信です。

そのため、

リストラされた、

怪我をしたり歳をとってできなくなった、

仲違いした、

などのきっかけで

大きく崩れてしまうことになります。

もちろん条件つきの自信を得ることも大切なのですが、

条件なしの自信がベースにない状態で

条件付きの自信だけで自分を保っているのは、

とても危険な状態です。

理想的で完璧な自分しか許せず

怒りや嫉妬、落ち込むことが多くなったり、

自己犠牲的な人生になってしまいがちです。

そうなると相手にも厳しくなったり

なにかをきっかけに大きく崩れることになります。

一方の条件なしの自信は、

自己肯定感と呼ばれるもので、

ありのままの自分を受け入れ、

自分が味方になっている状態で

自分の存在自体に価値を感じている状態です。

自己肯定感があれば、

もしリストラされたり能力が落ちたりしても、

多少落ち込むことはあっても、

その条件下で何ができるだろうと

すぐに切り替えて行動ができます。

能力や実力があるから

自己肯定感という自信があるのではなく、

自己肯定感があるから

自分が好きなことを楽しみながら能力を活かして

実力を発揮できるようになるのです。

そんな人は自分にも周りにも寛容で

生き生きと見えます。

このように自己肯定感は建物で言えば、

基礎や土台、ベースとなるもので、

その上に経験や実績を重ねて

自己効力感や自己有用感を高めていけば

とても安定した自信を持つことができるようになります。

まずは自信についての誤解を改め、

自分のありのままを受け入れ

自分を否定するのをやめて

自分の味方になり、

自己肯定感を高めていきましょう。

それが結果的に自分にも周りにも寛容になり、

傷つかない自分を作り、

人生を豊かにしていきます。

自分のいいところを積極的に探して

その自分を肯定して

人生のベースとなる自己肯定感を

高めていきましょう。

Vision心理カウンセリング
セラピールーム・ソラ
https://cocoro-sora.net
心理カウンセラー、ライフコーチ
Author : 梶原清人

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