損して得とれ

こんにちは、セラピールーム・ソラの梶原です。

「損して得とれ」という言葉があります。

これは、

「初めは損に思えても、長期的な視点で大きな利益を得られるようにせよ」

「目先の利益や損失ばかりにとらわれてしまってはいけない」

ということを戒める言葉です。

ビジネスはもちろん、恋人や家族、友人など

すべての人間関係にも当てはまります。

常に相手に思いやりを持って接し、

相手に与えようと行動して種を蒔いていれば、

それがいつか芽を出して気がつけば青々と実ってくれる。

その逆も然りで、損得勘定で考えてしまい、

やってあげたのに相手は何もしてくれない、

相手がなにかしてくれたら自分もやろうと見返りを求めてしまうと、

変な意地が出てきてしまい、

意地の張り合いになって関係がギクシャクしてしまいます。

これでは不平不満という種を蒔いてしまうことになります。

そもそもコミュニケーションは

勝ち負けでも正しさでもなく、

穏やかさや居心地のよいことが本来の目的地のはずです。

愛は先出しという言葉もあります。

見返りを求めず常に愛情を持って接すれば、

自分も正しいことをしているという自負を持てるし、ストレスもたまりません。

結果として、相手もそこまでしてくれるならと

なにかを返したい気持ちにもなるでしょう。

もちろん、返してくれなくてもいいですし、

あまりに目に余るようなら距離を置けばいいのです。

もともと「損して得とれ」

であったという説もあります。

徳とは

「すぐれた品性」

「社会的に良いとされている気質や人格的能力」

のことだそうです。

見返りを求めず、すべての人に敬意と感謝、

思いやりの心を持って接することによって、

自分も相手も気持ちよく過ごせて、徳まで高めることができたら最高ですよね。

このように「損して得とれ」は、損に見えて決して損ではないのです。

まずは肩肘張らず身近なことから、

相手に関心を持ち、必要と思われることを小さなことでも、できる範囲でしてあげればいいのです。

もちろん、自分にも敬意と感謝、愛情を持って関わることは大前提です。

与えられる側から、先に与える側になってみる。

きっと今まで見えていた世界が違って見えてくると思います。

次世代型 心理カウンセリング
セラピールーム・ソラ
https://cocoro-sora.net
心理カウンセラー、ライフコーチ
Author : 梶原清人

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする