Q.人から批判されるのが死ぬほど怖い

Q.人から批判されるのが死ぬほど怖い

人から批判(否定)されるのが死ぬほど怖いです。
うまくいってても、あらゆるマイナスな状況を想定し、対策を考えて、深く考えすぎて、最後には疲れてしまいます。
私なりに、こちらのブログに書いてある方法などを試したり(褒めたり、認めたり、自信をつける行動を取るなど)色々検索したり、結構な期間、実践はしていますが、なかなか良くならないです。
人間関係をうまくやろうとしすぎてるいるからでしょうか。頭ではすべての人に好かれるのは無理だとわかっていても、好かれようとし、何か嫌なことがあったり、誰かに何か言われたら、この世の終わりみたいな感じですべてがどうでもよくなってしまいます。
どうしたらこの考えを変えることができますでしょうか。よろしくお願いいたします。

かぼちゃ様からの質問です。

こんにちは、心理カウンセラーの水元です。
ご質問、ありがとうございました。
人から否定されたり批判されたりバカにされたりするのが怖い方はたくさんいらっしゃると思います。

多くの方が、批判されないよう、否定されないように、嫌われないように神経をすり減らしながら生きていらっしゃるのではないでしょうか。

しかしながら、他人に嫌われないようにと時間を費やしていると、自分の思うようには生きられませんので幸せを感じづらくなります。

そこで、対処法としていくつかのことを考えてみましょう。

3つの対処法を挙げてみます。

(1)自己肯定感のレベルを上げる

(2)自分の人生を生きる

(3)「批判する人はどんな人?」を考える

この3つができるようになると、他人のことが全く気にならなくなり、自分の人生を生きられるようになります。

では、ひとつずつ詳しく解説します。

(1)自己肯定感のレベルを上げる

ご質問のところにあるように、自信を付けるための行動はしていらっしゃるようで安心しました。間違っていませんので今後も続けて頂ければと思います。

「自己肯定感」というのは、単なる「自信」とは違い、自分のダメなところも含めて、全て「自分で良いんだ!」と、ありのままの自分にまるっとOKを出せることを言います。

失敗したり間違ったりする自分も、大好き!

となれれば大成功です。

さて、かぼちゃ様の自己肯定感のレベルはどのくらいでしょうか?
スケーリングしてみて欲しいと思います。
自分が大嫌い → 0点
自分大好き → 100点

だとしたら、今の自分は何点くらいでしょうか?

自己肯定感のレベルが100点に近づけば近づくほど、他人からの批判が気にならなくなってきますので、レベルをどんどん上げていきましょう。

(2)自分の人生を生きる

他人の意見なんて気にしてもしょうがない。
「人は見たいものを見、聞きたい音を聞いている」だけなんですよ。

最近、しみじみと思います。
信念や価値観はみんな人それぞれだなぁって。

それどころか、味覚も嗅覚も視覚も聴覚も皮膚感覚も、全ての人が違っていますよね。

同じパスタを食べた時でも、ひとりは美味しいと感じ、もうひとりはまずいと感じることもよくあります。

好きなにおいもみんな違いますよね。

音楽もクラッシックが心地よい人もいますし、クラシックが大嫌いな人もいます。
演歌が好きな人もパンクロックが好きな人も、ヘビメタが好きな人もいます。

他人の意見は、ただの意見です。
「私はこう思った」という表明でしかないのです。

でも、みんながその意見に合わせる必要もなく、気にすることもありません。

自分の思った通りの人生を生きればいいんです。
気にすべきは、他人ではなく、自分の生き方です。
「愛で生きられているのか?」
「善で生きられているのか?」

人間関係を気にしているのであれば、
「相手に対して誠実な態度だったか?」

自分が誠実だったと思ったのであれば、それでいいんです。
結果は気にする必要はありません。

そのことに意識を集中しながら生きてみましょう。

一番裏切ってはいけないのは、自分の人生だけです。

他人から嫌われたところで、

大したデメリットはありませんよ。

(自分が引きずらなければ…)

ということで、嫌われることよりも、

引きずる性格の方が問題なのではないでしょうか。

自己肯定感を上げれば、これも気にならなくなります。

「自分の人生を生きる」覚悟をしましょう!

(3)「批判する人はどんな人?」を考える

他人を批判する人、否定する人は、全員、子供だと思ってください。

そして、

「マウントを取りたいだけ」の人がほとんどです。

他人を批判してくる人は、
「自分の考えていることが正しい」と信じて疑ってないんでしょう。

そして、「自分と同じように周りのみんなも感じているはず」
「全部、私に合わせるべき」

とでも思っているのではないでしょうか?
前項でお話ししたように、
全ての人の信念、価値観が違いますし、
全ての感じ方が違っているんです。

それにも関わらず、自分の意見を押し付けてくる人は、まったく思考力の足りない子供状態なんですよね。

昔々(25年ほど前)、リチャード・バンドラーさんの本を読んでいたら、こんなことが書いてありました。

「あの映画がつまらないというなら、あなたの頭の中にはもっと面白い映画があるんですね。他人を批判する暇があるなら、あなたが映画を作ればいいじゃないですか」

往々にして、他人を否定したり批判したりする人は、
自分では何もやらないし、生み出さない人たちですよ。

---------------------------

私も昔、今よりもずっと自己肯定感がなかった頃は、

他人から否定されたり、批判されたり、バカにされたり、笑われたり、嫌われることが苦しくて、できるだけ避けようとしてきました。

他者から好かれる、受け入れられる、肯定されることが

自分の存在価値の高さの証明だったのです。

でも、自己価値を決めるのは、他人ではなく、自分です!

自分を受容し、自分を肯定し、自分に寛容になることを怠ると、

他者からの肯定的な意見や称賛を求めようとします。

否定されると、自己価値が下がってしまうような気がしてしまうのです。

SNSでも、「いいね!」を貰うためにみんなが文章を書いたり、写真をアップしたりと一生懸命になっています。

ホリエモンさんが言っていました。
「金を稼ぐために必死に行動する奴は、まだわかる。報酬が受け取れるから。
レアカード欲しさに一生懸命ガチャを回してる奴は、わからん。
それどころか、「いいね!」で多くの人が行動するんだ~、不思議」

あ、話が逸れました。

それでね、

「寛容さの大切さ」
「肯定することの大切さ」
を知ってからは、

必死で自分に寛容になり、必死で自分を肯定してきた結果、

なんだ。

人生って、そんなに難しくなかった。

「寛容になることと、肯定的になることだけでいいんだぁ~!」

と、気づきました。

たった2つです。

それで、多くのことが上手く行くようになったんです。

自分にも、寛容で肯定的。
他人にも、寛容で肯定的。
それだけ。

さて、お気づきだと思います。

あなたを批判してくる人は、

このたった2つのことすらできていない人たちなんです。

そんな人の意見が、大したこと言っているわけないと思いませんか?

マウントを取るときには2パターンあります。
自分を高めて人の上に立つ人。
他人を引きずり下ろして、気分が良くなっている人。

後者の人は尊敬できませんね~。

尊敬できない人の意見は、聞かなくっても大丈夫ですよ。

嫌われないために生きるのではなく、

自分がいかに誠実に生きるかを考えてみましょう。

そして、この上なく、自分を肯定しながら生きていきましょうね!!


皆様からの質問を募集しております。
ご質問メールフォームから、ご質問をお送りください。

https://cocoro-sora.net/mail/question-blog.html


Meta 心理カウンセリング
セラピールーム・ソラ
https://cocoro-sora.net
心理カウンセラー、ライフコーチ
Author : 水元和也

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする