Q:推し活にハマる深層心理

以前、お節介な義母の件で質問したアップルです。もう一つ相手の深層心理が知りたくて質問させて下さい(水元先生ぜひ回答お願いします!)。私の主人の妹が熱狂的なサッカーファン、且つサポーターで今日は宮崎県、次は大阪というように毎回同じサッカーチームの行くところ行くところについていってチームを応援しています。また選手とも仲良くなり試合前にいろいろおしゃべりをしているようです。学生時代にサッカーをやっていたとか、やるのが好きだったとかなら分かるのですが、そうでもないのに毎回のように日本各地を回り(結構お金もかかります)熱狂的にチームを応援したり、選手と仲良くしたりしています。自分の趣味を充実させたり、仕事のスキルアップのため勉強したり、家族との時間を充実させたりするのではなく、見ず知らずの有名人の応援に向かう深層心理ってどのようなものなのでしょうか? 以前水元先生がおっしゃられていた「無価値感」や「自己有用感」とも何か関係があるのでしょうか? 直接本人に会うわけではないので難しいとは思いますが、分かる範囲で構いません。ご回答宜しくお願いします。

心の相談室:
アップル様からのご質問です。

こんにちは、メタ心理コンサルタントの水元です。
ご相談、ありがとうございました。

「推し活にハマる深層心理」ということですね。

ご推察の通り「無価値感」「自己有用感」との関係は大いにありそうですね。

価値の小さい、あるいは無価値な自分と、普段は手が届かないような存在であるフィールドで脚光を浴びている選手が、自分と気さくに会話をしてくれるのはとても嬉しい体験なのだと思います。
そして、応援することで誰かの役に立てているような感覚を味わえていらっしゃるのではないでしょうか。

昔から「追っかけ」というのは存在していましたね。
今で言うところの「推し活」ですよね。

自分から何かを創り上げたり、何かを積み上げることは避けていますが、少しだけ誰かの役に立てたり、誰かに相手をしてもらうことが、まるで自己価値が上がったように感じて嬉しいのだと思います。

推し活はスポーツ選手に限らず、バンドやアイドル、アニメ、Vtuberなどでもありますよね。
それはそれで趣味として楽しいのではないでしょうか。

もちろん、能動的な趣味の方が立派だとは思いますが、
熱中できるものが何もないよりは、幾分マシだと思います。

では、なぜ能動的な趣味を持てないのか?

それは「自己肯定感」「自己信頼感」不足から来ています。

自分を肯定できていないと、もし何かにチャレンジして失敗してしまった時に自分を受け入れられないんです。なので、失敗を恐れるがあまりにチャレンジしない。
チャレンジしなければ乗り越える経験も当然、少なくなってしまう。
そうすると、自分を信頼できなくなってしまう。
そうすると、能動的に何かをやってみようと思えなくなる…。
という、マイナスのスパイラルがシステム化して行くんですよね。

それを変えるには、自己肯定感を上げることが一番大切です。

自己肯定感は、人生のすべての土台です。

土台なくして堅強な家が建たないように、

自己肯定感を無くして、自分の望む人生と作り上げて行くのはとても困難になってしまうのです。

新しいことに取り組む勇気の出ない方、
消極的な人生はイヤだな…、と思っていらっしゃる方は、
まずは、自己肯定感を上げることに取り組みましょう。

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心理コンサルタント・ライフコーチ
Author : 水元和也

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