30代女性です。
現在、求職中ですが、今の生活から抜け出すことができず困ってます。
というのも、一日中食べることを考えてしまい、起きている時間のほとんどが
食べているか、嘔吐してぐったりしているか、下剤を飲んでトイレにこもって
いるか、なんです。
毎日が終わるときに、本当に無意味な毎日だなと思います。
この状況では、求職の活動をする力も残っていません。どうしたらいいので
しょうか。
答え
過食嘔吐をされているという事ですが、この症状は、実際に体験された方にしか分からない辛さや苦しさがあるのだと思います。
精神的にはもちろんですが、嘔吐や下剤服用により、身体にも様々な痛みや苦しみを伴っている事と思います。
きっと毎日生き抜いていくだけでも、とても大変な思いをされているのではないかと理解できます。
そんな大変な中で、求職活動までされるという事で、とても頑張り屋の方なのだと思います。
過食、嘔吐が続けば、気力が失われて当然の事と思います。
現実問題として、生活をしていくためにお仕事をする必要があるのだと思いますが、
今の心の状態のままお仕事をされても、ご質問者様の負担は更に増えてしまうのではないでしょうか。
まずは、もう少しご自身が楽になれる方向で頑張ってみませんか。
ご自身が今よりも楽に生きられるようになった状態で、
どうしたいかを考えてみてはいかがでしょうか。
過食というのは、鬱状態の中の一つの症状として表れます。
ご質問者様は、常に自分の事を責め続けていませんか?
失敗したり、間違ったりすると、自分は生きている価値がないとか、こんな自分は周囲から必要とされないダメな人間だと落ち込んだりしていませんか?
ちゃんとやらなきゃ、と全てを完璧にこなそうとしていませんか?
他人さんから評価されないと生きている価値がないと思い込んでいませんか?
自分の体形が整っていないと、恥ずかしいと思っていませんか?
自分の心の中が満たされていなかったり、人と比べて自分を責め続ける思考から逃避するために、沢山食べる事で物質的に自分の心を満たそうとする代償行為を行っているのだと思います。
逆に言えば、過食する事で何とか生きていく事が出来ている状態なのだと思います。
そして、嘔吐したり下剤を服用する事で、
食べ過ぎたダメな自分をどうにか無かった事にしようとしたり、
体系が変わってしまう事で、他人さんからマイナスに思われるのではないかという恐怖心と闘っているのだと思います。
また自分自身が、体系が変わっていく自分を許せないのではないでしょうか。
日々の生活で、色々な制限を自身に課しているため、
食事に対しても「食べてはいけない、食べてはいけない」と思い続けているのですが、
それがストレスとなり、余計に過食になってしまう悪循環になっているのではないではないかと考えます。
まずは、「ちゃんとしていなくても、自分は十分価値のある人間なのだ」と、
感じられるようになる事が大切です。
そのために、ちゃんとしようとする事を止めてみましょう。
「まあ、いいか。」
「適当にやろう。」
「今は仕方ない。」
「みんな、良い所もダメな所もあって当たり前。」
という言葉をご自身にかけてあげて下さい。
もちろん、今までにやった事がない言葉かけかもしれませんので、
ご質問者様にとっては、とてもハードルの高い事だと思います。
ですから少しずつで良いのです。トライしてみて頂けたらと思います。
そして、過食は苦しいかもしれませんが、決して悪い事ではありません。
ですから、その後に、無理して嘔吐する必要はないのです。
食べた過ぎた後は、自分を責めず、
「美味しくお腹一杯食べられて満足出来た。」
と自分を許してあげましょう。
ご自身にかける言葉を変えてあげて下さい。
最後に、摂食障害の方には、自分の無意識と向き合うインナーチャイルドセラピーが効果的な事もあります。
Auther:桜井さおり(ライフコーチ)
心理カウンセリングのセラピールーム・ソラ