この後悔が、まぁいいか!とできない理由の一つにお金が絡んでることがあります。
市から手当を頂いてます。不正に気づいた時に恐怖と罪悪感に苛まれ、正直に話して返金しました。が、実際スッキリとしたのは始めの数ヶ月で、あとからもし言わなければ経済的にもう少し楽できたのに、と、なんてバカだったんだろう、と思ってしまい、周りで平気で不正してる人のほうがエライんだ、とまで思ってしまいます。
以前、先生が罪悪感の反対は正義感とおっしゃっていました。その通りだと思います。私は、罪悪感よりももし捕まったら、って恐怖が大きくて正直に言ったのだな、と今では思います。実際はそんなことなかったのですが。正義感に苛まれるのは嫌です。
だからといって周りと比べ劣等感を抱くのも嫌です。お金の執着という感情がこびりついた自分の行動への後悔は消せますか?また以前は私は本当に自分が大好きで明るかったのですが、実はこの件で鬱になりました。この一年、自分への自動思考が自分を攻撃するものだけになってしまってます。気づくとプラスの言葉を…と思ってますが、自分を大好きになるにはまだまだ長くかかるのでしょうか。長くなり申し訳ありません。
こんにちは、心理カウンセラーの桜井です。
ご質問を頂き、ありがとうございました。
今回は、桜井が回答させて頂きます。
ご質問者様には、以前も後悔についてご質問頂き水元が回答をさせて頂きましたね。
以前の内容の続きのご質問となりますので、こちらも改めてご参照頂ければと思います。
https://cocoro-sora.net/blog/wp-admin/post.php?post=2303&action=edit&classic-editor
お金にまつわる後悔について、私も以前はお金への執着が強く、お金が無くなる事が不安でたまらないといった経験がありますので、とてもよく理解できます。
しかし、鬱状態になる程、お金の事で自己を責めたり、劣等感を抱き続ける事は、とても辛い事であり、ご質問者様の人生において有益ではないのだと思います。
今回は、過去の水元の回答も照らし合わせながら、改善への道筋が見えればと思います。
1、主体性、目的地、決断
ご質問者様は、まずどんな生き方をしたいですか?どんな自分になりたいですか?
なりたい自分を明確にしてみましょう。
環境、他人、過去は変えられませんよね。
今回のような状況があっても、
どんな風に生きていく事が出来るのが、自己にとってベストなのでしょうか?
そして、
全ての人生の変革は、決断から始まります。
コントロールできないと思っていたことを、
意志の力でコントロールしてみましょう。
それには、まず、決断が必要です。
「私は絶対○○な自分になる!」と決断してみてください。
決断からが、鬱状態から抜け出す第一歩です。
私達はどれだけの知識や情報を手に入れても、「それを実践しようと!」と決断しない限り、
自己の状況は変化していきません。
勇気がいります、気合も根性もいります。確かにこの一歩が大変な事なのかもしれません。
ですが、ご質問者様がより良い自分になるために、ぜひ決断をして頂きたいと思います。
2、執着を自らの手で手放す。
ご質問者様は、他の後悔とお金の後悔は別物と思っていらっしゃるかもしれません。
もちろん、お金は生きていくために大変重要なツールであるため、そう思われるのは当然だと思います。
しかし、過去の現象に対する後悔も、物質に対する後悔も根源は一緒なのです。
根源はやはり過去の回答にあった通り、こちらだと思います↓
「自分を責めるために、責める材料を探そうとして過去の記憶にアクセスしている」と言えるのです。
自己を責める癖がある人は、どんな事柄に対しても、執着し、後悔をしてしまうという、
自動思考が働きます。
ご本人は苦しいのに、自責・執着といったものを自らの手でぎゅっと握りしめ持ち続けてしまいます。
そのぎゅっと握っている手を、そろそろ開いて要らないものは捨ててしまう勇気を持ってみませんか。
もうそんなに、自分を苦しめなくて良いのですよ。手を開く許可を自分に出ししてあげましょう。
3、不安を減らしていく。
ご質問者様は、「お金が無くなったら大変な事になる」と、お金に対しての不安が特に大きいのではないでしょうか。
私も以前は人生において不安が強かったので、お金が無くなる事もとても不安で仕方がありませんでした。
「自分はこんなに弱い人間だから、何かあった時にお金が無いと大変な事になってしまう。お金があれば何か起きてもどうにかなるかもしれない。」
こんな風に考えていました。
根底に不安が強いと、何もかもが不安になります。
ですから、
不安を軽減させていきましょう。
何があっても自分なら乗り切れるという強いマインド。
お金が無かったら無かったで、日本にいればなんとかなるマインド。
今までもなんとかなってきたのだから、これからも大した事は起こらない大したことないマインド。
人生において、楽観的になるというのはとても生きやすくなる要因の一つです。
4、自己肯定をする。
確かに、周りには不正をして平気で生きている方もいらっしゃるかもしれません。
それを見て、比べて後悔する、自分を責めるというお気持ちもよく分かります。
ですが、ご質問者様は、その時に今の自分にとって最善の選択をされたのではないでしょうか。
もし、このまま不正をしてお金を持っていても、根底に不安や自責があれば、返金しなかった事を後悔し、更に不安になってしまうのだと思います。
ご自身が、「今はこれが正しい、最善だ!」という選択を自らされたのなら、
褒めてあげましょう。
「少し損はしてしまったかもしれないけれど、正しい事を正しく行った自分は偉い!」
こんな風に、どんな事でも肯定的に解釈し、自身を褒めてあげる事がとても大事です。
以前の回答にもありました通り、こちらがとても大事です↓
これからは自分に愛を与えてあげる人生にしましょう。
どういうことか?
それは、自分の味方になることです。
「自己を肯定的に扱う」
「自分に優しくする」
ということを繰り返し、
自分に自信を持たせてあげて、
人生を、さらにより良いものにして行くことが大切なのだと思います。
自分の一番の味方になってあげて、優しい言葉、安心できる言葉だけをかけてあげるようにしてみて下さい。
ご質問者様のより良い人生を応援しております。