気持ちが落ち込んだり、生きる事が苦しい原因の一つとして、
過去の嫌な記憶にどうしても縛られてしまう事があると思います。
「過去はもう変えられないのだから、そんな事どうでもいいじゃない」
・・・・と、
もちろん一言で言ってしまえば、その通りなのですが。
そんなに簡単に割り切れるものではないのだと思います。
自分が失敗した事・・・
人に傷つけられた事・・・
人を傷つけてしまった事・・・
人に嫌われてしまった事・・・
親や他者からされた酷い事・・・
分かってもらえなかった事・・・
裏切られた事・・・・
今苦しんでいる方々は、きっと解消しきれない多くの想いを、抱えていらっしゃるのだと思います。
私も以前は、嫌な過去の記憶を沢山沢山、引きずって生きてきました。
フッとした時に思い出しては、「ワ―ッ!!」と叫びだしたくなる感覚。
その後には「ズーン」と何とも言えない重い気持ちがのしかかってきます。
そして、自分を否定して消えてしまいたくなったり、自分を責めたり、誰かを恨んだり。
今現在この場では、何も起きていないのに、一気にマイナスの感情がまとわりついてきます。
では、どうやって過去を過去として切り離し振り回されないようにすれば良いのか。
過去思い出を思い出さなくなるのか。
これには、いくつかのパターンがあると思います。
1、自分の失敗を何度も思い出してしまう場合
何事においても常に、「ちゃんとやらなければならない」という完璧主義が根底にあり、
自分の失敗は許さない、許されないと考えてしまう傾向があります。
罪悪感がとても強く、自分を責める癖があるのではないでしょうか。
そして、その罪悪感が強いために、罪悪感の引き金が引かれた時に、
その感情を助長するかのように、
過去に同じように罪悪感を感じた時の出来事を思い出し、更に罪悪感を強めようとする事があります。
「自分はダメな人間なんだ」というセルフイメージを確信に変えようと、
一生懸命に自分のダメな所を探そうと無意識が働きかける事も原因としてあると思います。
解決するには、
完璧主義を止めて、罪悪感を無くしていく事が大事です。
「失敗しても良いじゃん」
「間違っても良いじゃん」
と、完璧ではない自分を受け入れて、許してあげましょう。
世の中に完璧な人など存在しません。
ダメな所がある位が、人間らしくて素晴らしい、と解釈を変えていく事です。
2、相手への恨みや怒りが治まらない場合
自分の人生に満足出来ていなかったり、幸せを感じられていないのだと思います。
もちろん、恨みや怒りが治まらないという事は、
理不尽な事、納得できない酷い事、である事に間違いないのだと思います。
私も以前同じ思いを抱えていた時がありました。
しかし、自分が乗り越えるべき課題だと考え方を変え、実際に乗り越えた事で、
現在の自分に、そして過去も含めた自分の人生に納得し満足できるようになりました。
そうしたら、誰かを恨んだり、誰かのせいにしたりする事が無くなりました。
タイムマシーンが開発されない以上、誰かのせいにして生きていても、何も解決されず自分が苦しいままだと理解したからです。
ですから、少し大変な道のりだとは思いますが、
理不尽で辛い過去を、諦めずに乗り越えていって欲しいと思います。
そして、幸せを感じて生きていって欲しいと思います。
3、人から嫌われ傷ついた事を何度も思い出す場合
みんなから好かれたいという承認欲求が強いのだと思います。
原因としては、幼少期に周囲から承認された経験が少ない場合や、
足りていない場合が多いのだと思います。
また、人から嫌われたくないという不安も持ち合わせています。
幼少期に、いつも周りの人達の顔色を伺ってビクビクとしていた経験があると人から嫌われる事を恐れる場合が多くなります。
これも解決方法は、自己肯定感を育て、
「自分は素晴らしい人間だ、価値のある人間だ。」
「自分を嫌う人がいたってどうでも良い。自分の人生に影響を及ぼす問題ではない。」
と思えるような強いマインドをつくっていく事が大事です。
もっと詳しい内容は、こちらを参照してみて下さい。
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セラピールーム・ソラ 代表:水元和也のコラム
水元和也著書:イヤな記憶の消し方の本
https://cocoro-sora.net/SOLUTION/clm004.html
シンプルな生き方、考え方を学び、自分の性格を変える。ナレッジアップ!
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心理カウンセリングのセラピールーム・ソラ
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Auther:桜井さおり(心理カウンセラー、ライフコーチ)