20代女性 中国・四国地方在住。
私はSNSとリアルの人間関係によって疲れ、「人間って冷たいんや」と思ったのでとても悲しい気持ちになっています。
知人の知り合いがYouTubeをやっていて応援して欲しいと言われたのでチャンネル登録し、毎日の投稿に「いいね」を付けたり、コメントを書いたりしています。
また他のSNSでも、知人の投稿に「いいね」を押したりコメントを書いたりしています。
そうすると「見てくれて嬉しい！」と言われたからです。
でも次第に疲れてしまいました。
コメントを書いているのに無視をされ、他人のどうでもいいコメントにばかり「いいね」がつき、興味のない内容にも「いいね」と反応するうちに、「自分は何でこんな他人に『いいね』ばっかりせんといかんのやろ。」と思いました。またリアルの世界でも、都合のいい時だけ近寄ってきて頼り、いざこちらが何かお願いしようとすると無視や既読スルーをされて悲しい気持ちになりました。
人と話をしていても相手に同調して意見を合わせ、求められたリアクションをする。
自分の話をしたくても、嫌なことを言われても、じっと我慢する。
私はリアルの世界でも「いいね」を押しています。
自分は頑張っても「いいね」なんて貰えないのに。「いいね」しながら裏ではこんな風に思っている自分こそ冷たい人間なのかもしれません。
でも、裏切られることや都合よく使われることが最近多かったので、本当に人間って冷たいなあと思いました。SNS上も含めて人間とのうまい付き合い方があれば教えていただきたいです。
宜しくお願い致します。
答え
現代は、SNSでのコミュニケーションがリアルと同じくらいの幅を占めていますよね。
リアルに交流していても、ご質問者様と同じように、SNSに振り回されてその場を楽しめない
という場合も多いのだと思います。
ご質問者様と同様に、SNSやリアルな人間関係で疲れを感じている人は多いのだと思います。
まず、SNSの目的は本来、世界中の人達といつでも気軽に交流できる場なのだと思います。
「いいね」とは、相手を承認する、共感するというツールの一つだと思います。
SNSに振り回されず上手く付き合っていくためには、
人間には「承認欲求」があるという事を忘れないようにしましょう。
自分に自信がなく、承認欲求が強い場合は、私はあまりSNSをやる事をお勧めしていません。
例えば、友人がSNSに投稿した内容が、自分より多くいいねをもらっていたり、
フォロワー数が多いなどを目にすると、劣等感を感じて落ち込むか、競争マインドになり、
本来のSNSの目的を忘れ、SNSで評価されるために大事な時間を費やしてしまう人も少なくな
いのだと思います。
その結果、リアルの世界でも、
自分は皆より楽しく生きられていないとか、
友達が少ないとか、
人気がないとか、
自分を落ち込ませるような事ばかり考えてしまうのではないでしょうか。
SNSでもリアルの世界でも大事な事は、自分以外の相手に期待をしない事です。
分かってもらおうとか、
優しくしてもらおうとか、
好いてもらおうとか。
もちろん、人間ですから、分かってもらいたいし、優しくしてもらいたいし、好かれたいと思
うものです。
しかし、自分次第でどうにかなる事と、自分次第でどうにもならない事が、人生にはあります。
相手の言動や行動は、自分次第でコントロールできるものではありません。
相手を自分の思うようにコントロールしようと期待を寄せると、裏切られる事の方が多く、
悲しんだり、落ち込んだり、イライラしたり、人間不信になったりと、
良い事は起こらなくなります。
ですから、自分次第でどうにかなる事に取り組んでみたらいかがでしょうか。
例えば、もしSNSで「いいね」をしてあげたら、
相手を認めてあげられた自分を、「私偉い！！」と褒めてあげる。
コメントまで残してあげられたら、「私最高！！」と自己満足すれば良のです。
SNSは、結局自己満足が出来れば、ストレスを感じる事なく出来るツールだと思います。
そのためには、自己承認をしてあげる事です。
リアルの人間関係も同じです。
何か頼まれた時に、相手を助けてあげられたら、
「私って本当に良い人だな」「みんなに貢献しているな」と、自画自賛してあげる事です。
ご質問者様のお気持ちはとても良く分かりますが、見返りは一切求めてはいけません。
見返りを求めると返ってこなかった時に苦しむのは自分だからです。
もちろん、自己犠牲してまで、誰かを助ける必要はありませんので、
いつも都合の良いように自分が扱われている等というような思いが生まれた時は、
相手を傷つけないように断る事も、自分を大切に扱ってあげるためには必要な事です。
最後にご質問者様は、冷たい人間なんかではありませんよ。
対人関係に必要な知識や経験がまだ成長段階なだけで、とても心が純粋なのだと思います。
人間関係は沢山失敗すれば、沢山学んで成長していけるものです。
