こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
私が保育園でお仕事をしていた時、どんなクラスを担任しても…必ず数人は
「一番」や「特別」にこだわる子がいます。
(家庭においても、兄弟がいたりすると…そういう事ってありますよね。)
一番前に並びたい。
一番に呼ばれたい。
一番に先生に来て欲しい。
自分だけ特別にして欲しい。
大人目線で見ると、もー…そんなことにこだわる必要無いのに…。
と思ってしまいますが、
実は…私、この一番や特別にこだわる気持ちがよくわかる人(笑)なのです!
保育士時代は、深く考えてなかったのですが、気持ちがわかるばっかりに、上手に対応していたように思います。
どう対応していたか?というと、
一番にこだわる子が、出遅れて列の2〜3番目に並び、悔しさから前に並んでいる子をパンチしてアピールしてきたりするのです。
気持ちがわかるので…冷静です。
「◯◯くんが、いつも上手にお支度してるの知ってるよ。一番でも二番でも、先生は◯◯くんのこと大好きだよ。」
(もちろん、パンチされてしまった子のケアもしますよ♪)
一番になれず、不毛ながら…頑張っている時には
「3番目になったのに、お友だちとニコニコ並んでいる◯◯くんは本当にカッコイイね〜」
そんな言葉を伝えていました。
一年間担任すると、少し安心した状態でうえのクラスに進んでいく子どもたちの姿に…ちょっとウルウル、頼もしく見送っていました。
伝えていたのは、
あなたを見ているよ、
分かっているよ、
認めているよ、
というメッセージです。
なので裏を返せば
一番にこだわる気持ちは、
自分を見ていてね
自分を分かってね
自分を認めてね
そんな気持ちの表現なのです。
そして、そもそも人間には承認欲求が備わってます。
誰でも、認められたいし大切に扱われたいのです。
幼少期に周りの人から大切にされた経験は、後々自分が自分や周りの人を大切に扱う源になります。
そこがうまく機能せず、不満足感を常に感じていると、後々に渡って周りの人から承認されたい、という気持ちに囚われてしまいます。
どの子にもそうですが、特に一番にこだわる子には…
ぜひ
見ているよ
分かっているよ
認めているよ
というメッセージを伝え続けてあげてくださいね。
プラスアルファでいうと、
一番でなくても、あなたのことが好きだし大切だよ(^-^ )
と伝えてあげたいですね。