こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
人は、周りの人が笑顔になると誰しも幸せを感じますね。
私は、きっと保育士の仕事もカウンセラーの仕事も、原動力はこの笑顔だと思います。
対人コミュニケーションでも子育てでも、相手に愛を持って接することは大切ですね。
ところで、この愛には
「愛を伝える力」と「愛を受け取る力」があるように感じ始めました。
コミュニケーションがうまく取れなくなった親子ですと、親が愛を伝えよう!と少しずつ対応を変えていきます。
子どもは親の変化にはもちろん気がつくのですが…そうあっさりとは、子ども自身は変わりません。
むしろ、子どもの方が親の対応が変わったことを不審に思い、疑うように観察することもあります。
何故か?というと、
辛い経験をしてきた人、心に大きな傷を抱えている人は、とても敏感になっています。
なので、周りの人の言葉に過剰に反応したり、良かれと思って言った言葉を素直に受け取ることができなくなっています。
「愛を受け取る力」がとても弱っている状態です。
愛を受け取ったとして、また裏切られることや傷つくことが怖いのです。
愛を受け取らないことで、自分をこれ以上傷つけないように守っているのです。
裏切られることが怖くて、まだ裏切られてないのに、自分の方から裏切ることもあります。
一緒に過ごす人としては、どんなに思いやってあげても、愛で接してあげても受け入れられないと…「もう知らない!」「もう無理です…」と言いたくなりますよね。
悲しい気持ちになりますよね。
ただ、「愛を受け取る力」が弱まっている人ほど、強い変わらない愛の必要な人なのです。
「愛を受け取る力」の弱まっている人は、ダメな人でも、悪い人でもありません。
「助けが必要な人」「優しい言葉が必要な人」なんです。
【私はあなたの味方だよ】
【何があっても、あなたを好きだよ】
こんな気持ちを伝え続けてあげましょう。