こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
今週、4歳の姪っ子がお泊りで遊びに来ていました。
どうやら…私、おばちゃん…ではなく仲間!と見なされているようで…
さわちゃん♪と呼ばれ、一緒に変な踊りも踊らされます、笑。
一緒に遊んでいる時に、保育園の話題の中でこんなこと聞いてみました。
「保育園に、きらいな子いる?」
「うん、いるよ。△△ちゃん」
「へー、そうなんだ。なんで、△△ちゃんのこと嫌いなの?」
「いじわるだから」
「そうか、いじわるされると嫌だよね」
「きらいな子がいる」と素直に言えるのは、とてもいいことだなと思いました。
私たちは子どもに、心豊かに育ってほしいと願っています。
そうであるなら「うれしい」「楽しい」といったプラスな感情だけなく、「悲しい」「くやしい」「きらい」といった、マイナスな感情も、
そう感じているんだね。と、認めてあげたいですね。
もちろん、マイナスな感情は…本人にとって不快な感情です。
もし子どもがマイナスな感情を感じたとしたら、早く抜け出せれるようにお手伝いしてあげたい気持ちになります。
でも…マイナスな感情を持つことは、「不快」ではありますが「いけないこと」「悪いこと」ではありません。
もし大切な人を失って、とても悲しんでいる人がいたら、その人は「ダメな人」でしょうか? 悲しみを感じるのは悪いことでしょうか?
行動には善悪があり制限が必要です。そして責任をともないます。
でも、感情には善悪はありません。自由なんです。
もし、「マイナスな感情を持つことはいけないこと」という誤解を子どもに与えると、どうなるでしょうか?
「悲しい」「くやしい」「きらい」といった感情を感じた時、そう感じる自分は、ダメな人間だと思ってしまいます。自分で自分を否定するようになります。
これは、心豊かな人とはちょっと違いますよね。
お子さんのプラスの感情もマイナスな感情も、認めてあげましょう。
「悲しいね」「それは、くやしいよね」と。
認めるだけでも十分良いですが…欲を言うと
マイナスな感情から抜け出せるヒント(考え方やモノの見かた)を教えてあげると、なおいいと思うのです。