こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
子どもが、成長していくと親も色んな悩みを抱えますよね。
「これ、どう対応すればよい?」
と迷うことの一つに「子どもの嘘」があります。
息子クンが初めて小さな嘘をついた時…
私はとてもショックだったのです。
当時、私は…
「嘘をつくことはイケナイこと!」
と…ずっーと思っていました。
きっと…これは、幼少期の刷り込みですね(o´艸`)
ソラ心理学で言うところの
【パラダイム】です。
だから、子育て中も子どもに
「ママは嘘はきらいです!」
保育士時代も子どもたちに
「嘘をつくのはイケマセン」
と、よく言っていました。
(息子クンや子どもたちに…刷り込みしてたのですね)
最近になって…大人になった息子クンに、衝撃の言葉を言われました(><)
「ママがさぁ…
嘘ついちゃイケナイ!って言ってたから…嘘をつかなくちゃいけないことが…多くなった…」
…….ほほぉ〜!なるほど。
深い言葉です。
「嘘をついてはいけません」
「嘘=悪」
これ、ホントに常套句で…誰も疑わない。
当たり前のパラダイムですよね。
昔話でも…
嘘つき爺さんはひどい目にあって…
正直者の爺さんは良いことが起こる!みたいな。
けれど、
時として、何か事情があって
(この事情とは、時に保身だったり、時に人への優しさだったりするのですが…)
その場を上手く過ごすために嘘をつくこと、ありますよね。
お母さんが一生懸命作ったご飯…あまり口に合わなかったけど…お母さんを傷つけまい、お母さんに感謝を伝えたくて…
「おいしい!」と…。
時にはそんな背景がある可能性もあるのです。
「嘘をついてはいけません」
と教えることより、
「嘘をつかざるを得ない」
その背景を思いやる気持ちが…大切だったのだなぁ…。
と、感じたのでした。
自分を守るため、子どもが保身のための嘘をつくのであれば、
そもそも子ども自身に自信を持たせてあげることが大切になります。
でも、
相手や自分に対して…
優しさを持った対応をした結果…
思っていることと違う言葉を言うことって…
逆にあったかいし、素敵だなぁ(*ˊ˘ˋ*)
と…気づきのブログでした。