さっそくですが『自分軸と自己中心の違い(自分を持って生きて生きたいがこれは自己中心では)』、『正しいと間違いとは何か』について悩みと疑問を持ったので何かご助言を頂けると幸いです。
まず一つ目についてなんですが、自分でも色々ネットや本で調べて自分なりに理解したのは
・自分軸=人は人、自分は自分、人の考え=自分の考えではない
・自己中心=自分軸と書いてある逆のこと
なのですが、結局自分のことを考えたら、相手に合わせなかったらいくらでも自己中と言えるのではないのかということです。
個人的にはこれから自分をもって(自分軸を持って)芯を持って生きていきたい???しかし人と関わる上で、もしかしたらこれは自己中ではないのか。
考えるとなかなかこう(自分を持って、芯強く生きていく)決めたのに!と思いつつ怖くなって人に合わせてしまいます。
2つ目なんですが、正しいか間違いとは何か
これは正直いうと自分では世の中は白黒で決めれられないことは沢山あり(グレーゾーン)、人それぞれによって正しさも間違いも違うと思うのですが、たまに間違いは間違いだ!そんなんだからうまくいかなくなったり、痛い目に合うんだよとか私の言うことを聞けばこうならなかったんだよ!とか聞くたびなぜか心に疑問と違和感を感じます。
正直(場合にもよると思いますが)その人に合うかどうかとか、こうだと必ずこう!というわけじゃないんだと思うんですが???
自分で決めたのに、なかなか人の意見を聞くと揺らいでしまいます。多分過去に色々トラウマや痛い目に散々あってきたからだと思いますが、そんなことをいってるたら変わらないのでどうかご助言のほどよろしくお願いします。
お答えします。
ご質問いただきありがとうございました。
ご質問者様の抱いている疑問を同じように抱いている方も多いのではないでしょうか。
1つ目のご質問、「自分軸と自己中心について」です。
自分軸で生きるというのは、「自分の信念を中心にして生きる」事だと考えます。
信念とは自分の生き方を決定づけるための重要な指針です。
「人生とは~だ」
「私はこういう人間だ」
という自身で作り上げた思い込みのようなものです。
人間は信念に沿った生き方を無意識的にしています。
まず、自分軸と自己中心の違いは持っている信念によるのだと思います。
「人生とは自由に生きる事だ」
「自分の好きな事をして生きる」
「私はみんなが幸せになるよう考える善の人間だ」
「私は思いやりのある人間だ」
「人類皆兄弟だ、仲間だ」
「私は人に優しくするのが好きだ」
こんな信念を中心において生きている人は、相手を思いやりながらも、
主体性を持って自分の人生を上手に創り上げていくのではないでしょうか。
結果的に自己中心的な生き方はしないと思います。
逆に、
「人生は自分さえ良ければ自分勝手に生きても良い」
「他人が不幸になっても自分だけは幸せでいたい」
「人生とは他者に勝つ事だ」
「私は冷たい人間だ」
「私はわがままに生きる事が好きだ」
こんな信念を中心に置いて生きると、自分軸ではありますが、自己中心的な生き方になるのではないでしょうか。
ご質問者様はどんな信念を中心においていますか?
まずは、自分が本当にどう生きたいか、どんな人生にしたいかを考えてみて下さい。
その信念に他者への思いやりが含まれているととても良いと思います。
もちろん、常に他者を優先させて嫌われないようにする必要はありません。
自分軸を大切にしながら、最大限できる範囲で他者を大切に思ってあげるマインドを持ち実行する事が大切なのです。
自分の最大限思いやった行動の上で、他者から「自己中」と言われたら、それは相手の考え方の問題と切り離しても良いと思います。
バランスの良い生き方を成功や失敗しながら学び、自分で考え、ご質問者様のちょうど良い自分軸を探していければ良いと思います。
人生のバランスは経験を積んでいくしかないのだと思います。
2つ目のご質問です。
「正しいと間違いかの違いとは何か」についてです。
これには色々な側面でのお話があると思いますが、ここでは心理的、倫理・道徳的な観点で考えていきましょう。
シンプルにお答えすると、
自分に対してはの正しいと間違いの判断基準は、
・自分にとって有益か
・自分にとって有益ではないか
自分以外に対しての行動は、
・善か(愛か)
・善ではないか(欲か)
で判断すると良いのではないかと思います。
倫理・道徳感において、「正しい・間違っている」には絶対的正解はないかもしれません。
ですから、ご質問者様がおっしゃるようなグレーゾーンは存在しますよね。
正しいか間違いかは、上記の判断基準に照らし合わせ、自分自身で決めてよい事だと思います。
ご質問者様は、他人さんから間違っていると言われた事で心が揺れてしまったのですよね。
しかし、ご質問者様が言われた言葉を拝見すると、そこに善や愛を感じられないような言葉だと思ってしまいます。
もちろん言った方は愛を持っているのかもしれませんが、言われた人が傷ついたり、悩んだりするような言葉は間違っているように思います。
相手を思いやる善の心だったら、どんな言葉をかけてあげるでしょうか?
相手が安心できる言葉、自信が持てる言葉、味方だと思える言葉。
これが正しい関わり合い、考え方だと思います。
是非考えてみて下さいね。
そして、最後にご質問者様自身も誰かにマイナスな事を言われた時に、
有益な言葉を自分投げかけてあげる事が正しい関わり合いだと思います。
そんな強さも育てていきたいですね。
自分軸で正しい関わり合いが出来るよう心から応援しております。
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セラピールーム・ソラ
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心理カウンセラー、ライフコーチ
Author : 桜井さおり