ダメな自分を笑おう。

とても深刻な問題を抱えている、

とても苦しい症状がなかなか改善されない、

人生が思い通りにならない、

マイナスの考え方が止められない。

こんな苦しい状況が続いている方も、多いのではないかと思います。

暗く長いトンネルからなかなか抜けられず、「もう、このまま辛い人生が続いていくのかも」と、深刻に考えて、絶望してしまう時がありますよね。

とても小さな視点で、自分で、自分だけの世界を見ていると、

明るい未来への可能性が見えなくなったり、

自分に起きている事はとても大変な事なのではないかと、不安に苛まれたりします。

今の現状を深刻に考えてしまう事は、あなたの可能性の幅を狭めてしまうのです。

そこで、自分を客観的に見て、笑ってしまう事の大切さをお伝えしようと思います。

例えば、心が辛くなって身体などに症状が出ると多くの方々は、

病院に行ったり、本を読んだり、インターネットで検索したりと、

自分がどういう病状に当てはまるのかと、一致するものを探すのに一生懸命になるのだと思います。

もちろん、自分に当てはまる病状が分かると安心感を覚える人もいるかもしれません。

しかし、今の世の中、検索すれば、皆が何かしらの精神的な症状に当てはまるのではないかと思います。

そして、「自分は〇〇病だ」「自分は〇〇障害だ」などと、定義付けをしてしまい、

とても深刻な状態だと考えてしまう人も少なくないと思います。

自分の症状や状況を、大変なものだと考えれば考えるほど、出口が見えなくなります。

私は、過去にそういった体験を何度もしました。

不安が強く心臓がドキドキすると、「やばい。パニック発作で死んでしまうかもしれない!!」と大騒ぎをしたり。

仕事で失敗して怒られると、「私はもう死ぬしかない・・・」と、メソメソと泣いて、

ウツウツして次の日仕事に行けなくなったり。

「また自分はこんな症状が出てしまった。もうだめだ。私は頭がおかしいんだ。」

と自分を責め、不安を煽り、落ち込んでいたものです。

自分の事を深刻に考えれば、考えるほど、改善するためのハードルが高くなり、

取り組む意欲も減退してしまいます。

ですから、まずは、常に自分を自分事として捉えず、他人事のようにして笑ってしまいましょう。

欝々するのは、自分を責める癖があるせい。

不安になるのは、自分を沢山脅しているせい。

ただの思考の癖です。

落ち込んだり、不安になったり、嫌な症状が出たり、失敗したり、うまく乗り越えられなかったり・・・。

そうなった時に、

「私、また自分を責めて落ち込ませてる!ウケるな~!」

「私、また自分を脅してる!私は脅しの天才だな。ハハハ!」

「私、また怒ってる!イライラ選手権で優勝できそうだな~!」

などと、自分の思考の癖をまずは笑ってしまいましょう。

ダメな自分を笑って他人事のようにしてしまうと、とても心が軽くなります。

過去のマイナスを引きずらなくなっていきます。

そして、思考の癖に気が付けるようになるので、改善するための方法論や可能性を探せるようになっていきます。

私は、これでとても楽観的になれ、改善のための良い効果がありました。

もし、今自分自身に悲観していたり、絶望していたりしていたら、ぜひトライしてみて欲しいと思います。

Vision心理カウンセリング
セラピールーム・ソラ
https://cocoro-sora.net
心理カウンセラー、ライフコーチ
Author : 桜井さおり

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