こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
私が保育士になりたての時、新米先生として1歳クラスの担任になったのです。
…もう…20年以上前の石原、知識としては分かっていたのですが…いろんな壁に当たりました!
中でも
【イヤイヤ期】
【魔の2歳児】と呼ばれる第一次反抗期。
個人差もあり、1歳未満から始まる子もいますね。
食事を口に運んであげると「イヤ!」と横を向く、スプーンを叩き落とす。
お洋服汚れたね、と着替えさせてあげようとすると「イヤ!」と裸のまま逃げ回る。
よかれと思ってしてあげていることを、ことごとく拒否されると…さすがに心がキツくなってしまいますよね。
新米石原は、「私は保育士に向いてないのかも?」くらい凹んだ記憶があります。
ところが、この頃の「イヤ!」は、本当にイヤなのではなくて、
単純に「自分」が「保育士又はお母さん」と一緒ではないことを確認しているのです。
【自我の芽生え】です。
生まれてホヤホヤの自我が
(お母さんとは違う)自分はここにるよ!とアピールし始めた感じです。
では、お母さんはどう対処すれば良いのでしょうか?
パニクっていたら、抱きしめてあげましょう。背中を撫でてあげるのも良いですね。
そうか、そうか◯◯はイヤなんだね。
と子どもの気持ちを言葉にして受け止めてあげるだけで良いのです。
【感情を抑える】のではなくて
【感情を認める】ことです。
子どもであろうと大人であろうと感情を認めることが大切なのだと思います。
※感情を認めるとは
感情的になることや、感情を爆発させることではありません。
「あぁ、今自分はとても悲しんでいるんだな。」と分かってあげることです。
感情には善悪はありません。
もしあなたが、新米石原と同様に辛い時には、
「今、自分は◯◯を感じて辛いんだな」と認めてあげて下さいね。
もし、あなたの周りの方が苦しんでいるなら。「そんな風に考えちゃダメ!」ではなくて「そうか◯◯なんだね」と認めてあげて下さい。
長く感じるイヤイヤ期、視点を変えるともう少し楽に過ごせそうです。