愛されたい、だから良い子でいなくてはいけない。

愛されたいから、良い子でいたい・・いる必要がある・・いなければならない。

人から愛されている自分が好き。

良い子の自分には価値がある。

誰からも嫌われない自分が好き。

かっこ悪い私を知られてはいけない。

「ダメな私を愛して下さい」とは言えない。

良い子を続けていくって、とても大変ですよね。

良い子でいるためには、一瞬たりとも気が抜けません。

友達といても、皆の話に合わせて無理してニコニコ。

会社では、皆が嫌がる仕事を笑顔で受け入れて、「全然大丈夫ですよ」とニコニコ。

失敗しないように、細心の注意を払ってばかりいるので、緊張して身体はカチコチ。

誰からも「良い子だね」と言われたいから、自分の心は殺してしまう。

だって、自分の心をさらけ出したらきっと皆から嫌われてしまうから。

嫌われたら、私は価値のない人間になってしまうから、自分の心は後回しにしないといけないのです。

こんな風に考えて生きていると、

「いつまで、この繰り返しが続くのだろう」

「人生っ辛い事ばっかりだなぁ」

「何にも楽しくない」

「人と会うのが面倒くさい」

と思って、憂鬱になったり、不安になったりしますよね。

なんで、私はこんなにも愛されたいのでしょう。

それはもしかしたら、幼少期に欲しいだけの愛を貰えなかったからなのかもしれません。

愛されずに、すごく苦しんだ経験があるからなのかもしれません。

そして、良い子の自分を演じていたら、誰かがわたしを愛してくれたのかもしれません。

そうやって愛された時に、心が少し満たされたのではないでしょか。

少し自信がついたのではないでしょうか。

でも、自分を押し殺して良い子を演じ続ける事で、

本当は自分は何者なのか、何が好きで、何が嫌いで、何をしていると楽しくて・・・

という感覚が麻痺してしまっているのではないでしょうか。

「愛されたい、愛されたい」が強ければ強いほど、私の中の心は泣いているのです。

心は、「私は私に愛されたい」と泣いているのです。

時々、ふと涙がこみ上げて止まらなくなる事はありませんか。

それは、心が訴えているのです。

「私を愛して下さい。もっと大切にしてください。」と。

良い子でいる努力をしてきているあなたは、とても頑張り屋さんです。

そして、相手を喜ばせる言葉、相手を思いやる態度、相手を褒める言葉を、沢山知っています。

良い子の私は、とても、とても頑張ってきました。

「私」を押し殺して、もう十分頑張りました。

一度きりの人生です。もうそんなに良い子を頑張らなくてよいのですよ。

これからは、私自身のために頑張りませんか。

今まで、相手に与えてきた言葉や態度を私に与えてあげませんか。

まず、番に私を愛してあげる。

私の中に、私を一番愛していくれている存在を創ってあげる。

その存在は、何よりも心強い味方になります。

そして、恐れなくて良いのです。

私は私に愛されて、初めて心が満たされるのです。

私は私に愛されて、初めて自信が持てるのです。

私は私に愛されて、初めて安心を手に入れられるのです。

本当に私自身を愛せる人は、皆の事も自然に愛せるようになります。

愛を与えられる人は、愛される人になります。

一度きりの人生です。

「良い子の人生」より、「私の望む人生」を追求してみませんか。

Vision心理カウンセリング
セラピールーム・ソラhttps://cocoro-sora.net/
心理カウンセラー、ライフコーチ
Author : 桜井さおり

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