こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
子育ては、子どもが生まれてから自立していくまでの道のり。
ここで子育てを、ハイキングに例えてみますね。
・赤ちゃんの時は、自分で歩くことができません。さらに自分で道を選ぶこともできませんね。
なので、親は赤ちゃんを抱いて、親の通りたい道を選んで進みます。
(ここまでは、誰も同じです)
・歩けるようになると、親は子どもが転ばないように、危ない場所に行かないように手を繋ぎます。
でも…時々子どもは、親の手を離して自分の興味のある方へ歩いて行こうとします。まさに自我の芽生えです。
子どもにとっては、ドキドキ大冒険なのです。すこーしお母さんから離れると、不安になって振り返ります。
【上手な子育てバージョン】
振り返った時に、お母さんと目が合い微笑んで見守ってくれている。
子どもは安心して、もう少し遠くまで歩いてみようとするのです。
いつでも、戻れば受け入れてもらえる安心感を持って冒険をできます。
【不器用な子育てバージョン】
子どもが振り返った時に、お母さんが自分を見てくれていなかったら…どうなるでしょう?
不安になり、それ以上先には進めません。慌ててお母さんの元に戻るでしょう。
不安でお母さんの元に駆け戻ったのに、お母さんが受け止めてくれなかったら…子どもの不安はますます大きくなります。
二度とお母さんの手を離して冒険に出ようとはしないかも知れません。
十分に見守られる経験をした子が自立に向かい、
できなかった子が自立への歩みを止めてしまうのです。
それと…結構ありがちなのが、
【過干渉バージョン】
子どもが興味があるものを見て、親の手を離そうしても…
お母さんが手をぎゅーっと握っているのです。子どもの手を離しません。
お母さんの選んだ道を…小言を言われながら歩く感じ。
「あっ!そこ危ないよ、よそ見しないの!」
「そっちはダメ!」
子どもは自分で道を選ぶ経験をすることができません。
(子どもは主体性を持てませんね)
★子育ては、親が決めた道を、無事に歩かせることではありません。
子どもの一生を隣にい続けることは不可能なのです。
子どもが、安心感を持って自分で道を選び、クネクネ道も凸凹道も自分で工夫して楽しみ自分の力で歩けるように育ててあげること。
それには、肯定的な眼差しで見守ってあげることが大切です。