こんにちは、心理カウンセラーの石原です。
時として…人は記憶を「絶対!」
だと思っていたりしてますが実はかなりテキトーです。
『記憶は120%』ウソ
セラピールーム・ソラ代表の水元先生に、はじめてこう言われた時は…かなり抵抗しました(笑)
そんなことない!絶対ですから!本当に覚えているんですよ!と…。
でも…
…私の最古の記憶は…
1歳になったばかりの時に…浴槽ですべって溺れて…父が慌てて助けてくれた思い出。
しかも、騒ぎを聞いた母が…お風呂場に向かって走ってくるのも見えてる。(浴槽の中にいるはずなのに)
↑これ、絶対に自分の記憶じゃない。大きくなって…親から話を聞いて、自分で記憶を作ったとしか考えられない。
記憶を作らないまでも、
特に子どもの頃は、ところどころ憶えている、断片的な記憶をテキトーにつなぎあわせて自分の都合のいいように、役に立つようにストーリー化してたりします。
今あなたが
・自分は何も上手くいかない人だ
・世間は冷たいところだ
・人なんか信頼できない
などなどの思い込みを持っていると…
それに合わせた幼いころの記憶や、ストーリーが思い出されます。
その思い込みにちゃんと合致するように、一部を思い出さなかったり、改変したりしている可能性があったりします。
例えば、
「自分は何も上手くいかない人だ」と思っている人は…
過去に成功した出来事がありながら、出来なかった失敗した出来事だけを「あれも上手くいかなった」「こんな失敗をして周りに迷惑をかけた」と握りしめていたりします。
さらに「自分は何も上手くいかない人」ということを強化するかのように、
思い出すたび、人に話すたびに出来なさ加減を少しずつ盛っていきます(.. )
記憶はその記憶を使う人が都合のいいように解釈、改変されていたりします。
(マイナスに使っている場合…客観的に見ると…全く都合が良くないのですが…(笑))
産まれた瞬間から今までの全ての場面が動画で見れたら…面白いですが、それは不可能ですね。
★確かめることは出来ない。
★記憶はテキトー
こんな2点から…
「不幸の記憶」
「失敗した記憶」
「父母に愛されなかった記憶」
あなたが、もしこんな記憶を持っていたとしたら…
あんまり信じなくていいんです。
たぶん盛ってしまっているから。
それにその記憶が、あなたの世界のすべてじゃない。
過去にとらわれず、
「これからどう生きるのか」にフォーカスしていきましょう。