記憶って…やっぱりテキトー

こんにちは、心理カウンセラーの石原です。

時として人は記憶を「絶対!」

だと思っていたりしてますが実はかなりテキトーです。

『記憶は120%』ウソ

セラピールーム・ソラ代表の水元先生に、はじめてこう言われた時はかなり抵抗しました(笑)

そんなことない!絶対ですから!本当に覚えているんですよ!

でも

私の最古の記憶は

1歳になったばかりの時に浴槽ですべって溺れて父が慌てて助けてくれた思い出。

しかも、騒ぎを聞いた母がお風呂場に向かって走ってくるのも見えてる。(浴槽の中にいるはずなのに)

これ、絶対に自分の記憶じゃない。大きくなって親から話を聞いて、自分で記憶を作ったとしか考えられない。

記憶を作らないまでも、

特に子どもの頃は、ところどころ憶えている、断片的な記憶をテキトーにつなぎあわせて自分の都合のいいように、役に立つようにストーリー化してたりします。

今あなたが

・自分は何も上手くいかない人だ

・世間は冷たいところだ

・人なんか信頼できない

などなどの思い込みを持っていると

それに合わせた幼いころの記憶や、ストーリーが思い出されます。

その思い込みにちゃんと合致するように、一部を思い出さなかったり、改変したりしている可能性があったりします。

例えば、

「自分は何も上手くいかない人だ」と思っている人は

過去に成功した出来事がありながら、出来なかった失敗した出来事だけを「あれも上手くいかなった」「こんな失敗をして周りに迷惑をかけた」と握りしめていたりします。

さらに「自分は何も上手くいかない人」ということを強化するかのように、

思い出すたび、人に話すたびに出来なさ加減を少しずつ盛っていきます(.. )

記憶はその記憶を使う人が都合のいいように解釈、改変されていたりします。

(マイナスに使っている場合客観的に見ると全く都合が良くないのですが(笑))

産まれた瞬間から今までの全ての場面が動画で見れたら面白いですが、それは不可能ですね。

確かめることは出来ない。

記憶はテキトー

こんな2点から

「不幸の記憶」

「失敗した記憶」

「父母に愛されなかった記憶」

あなたが、もしこんな記憶を持っていたとしたら

あんまり信じなくていいんです。

たぶん盛ってしまっているから。

それにその記憶が、あなたの世界のすべてじゃない。

過去にとらわれず、

「これからどう生きるのか」にフォーカスしていきましょう。

Vision心理カウンセリング
セラピールーム・ソラ
https://cocoro-sora.net
心理カウンセラー、ライフコーチ
Author : 石原さわこ

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