こんにちは、セラピールーム・ソラの梶原です。
今回はインディアンに伝わる古いお話、
「二匹の狼の話」
から、心がけることの大切さについてお伝えしたいと思います。
そのお話とは・・・
ある晩、インディアンの老人が孫に、
心の中の二匹の狼の戦いの話をしました。
「我々の心の中にはいつも二匹の狼が戦っているんだよ。
一匹は悪い狼だ。
恐れ、怒り、妬み、悲しみ、後悔、欲、傲慢、自己憐憫、罪悪感、恨み、劣等感、嘘、うぬぼれ、優越感、エゴだ。
もう一匹は善い狼だ。
喜び、平和、愛、希望、分かち合い、安らかさ、謙虚、親切、慈悲、共感、寛大さ、真実、思いやり、そして信頼の象徴だ。」
孫は少し考え込んでいましたが、やがて老人に聞きました。
「どっちの狼が勝つの?」
老人は静かに答えました。
「おまえがエサを与える方が勝つのさ。」
ちょっと考えさせられるお話だと思いました。
我々はこの世に生まれた時、
自分では何もできない弱い存在です。
親や周りの保護の元で成長し、
身体だけでなく精神的にも成長していきます。
その成長の過程の中で、
親や友達や学校の教育、
テレビや本などさまざまなものから学んでいきます。
幼少期は周りの影響を受けやすく、
それらはその人にとっての思い込みや価値観、信念となっていきます。
その中には有益なものもあれば、
そうでないものももちろんあります。
人にはネガティブバイアスというものがあって、
どうしてもネガティブになりがちです。
なので普段、自分でどういう方向に人生を進めていくかを意識できているかどうかが、重要になってきます。
人間は完璧ではありませんので、
人と比べて落ち込んだりイライラしたりすることは誰でもあるでしょう。
私もまだまだあります。
でもそういう時、
自分がどうありたいのかを考え、
そこに向かって次にはこう考えて
こう行動しようと心がけて
修正していくことができるかどうかで、
その後の人生は大きく変わっていきます。
それを心がけ繰り返していくことで
時間はかかるかもしれませんが、
習慣となり自分の性格も変えていくことができるのです。
さて、これからあなたは、どちらの狼にエサを与えますか?