「自分軸を持って良いのか?」「自信を持つと自信過剰にならないのか?」

質問です。
さっそくですが自分をもつにはどうしたらいいのでしょうか。
私は前から自分の芯をしっかりもち、人に左右されず生きていこうと思っても、人に何か言われるとぶれまくったり、やっぱり私に問題が(私が間違ってる)あるのでは?と考えたり、何か始める前から悪いことや嫌なことを想像したりとどうしても自分の芯がなくなってしまいます。矛盾してるかもしれないですが、自分をもつには自分なりの正解も必要じゃないかと思いつつ、自分の正解をもってもいいのか、という自分でもあまりよくわからない思考に至ってしまいます。
(恐らくですが、世の中には絶対的正解はないと思うので自分の正解をもったら相手に押し付けたりしまうのでは、だけど自分をもつには時には自分の正解をもつことも大事なのではという考えがあるからなのか?とも思い、そしてどこかで自分の正解をもつ、貫く=絶対的正解=押し付けなのではとも考えてしまいます。)また、じゃあ、自信をつけようとも思いましたが、自信というのはどこまでつけていいものなのでしょうか。
最初は自信に限度はないと思っていましたが、自信をつけすぎたら自信過剰になって本末転倒になるのではないのかと思う自分もいてこの適度?な自信と自信過剰についての違いにもなにかアドバイスを頂けたら有難いです。

お答えします。

こんにちは、セラピールーム・ソラの心理カウンセラーの水元です。
ご質問、ありがとうございました。

ご質問を要約すると

①自分軸を持ちたいが、自分軸を持つと他人の意見を否定する人になるのではないか?
(自分の意見の押し付けにならないか?)

②自信を身に付けたいが、自信過剰になり過ぎたりしないか心配。
(傲慢な人になってしまうのではないか?)

これは人生を改善しようと思った時や自己肯定感や自信を身に付けようと思った時に、
誰もが気になってしまう疑問点だと思います。
いくら前に進もうと思っても、このことが解決しないと気になってしまい、ついついブレーキを踏んでしまわれる方もたくさんいらっしゃると思いますので、この機にぜひ解決していきましょう。

①自分軸を持ちたいが、自分軸を持つと他人の意見を否定する人になるのではないか?

(自分の意見の押し付けにならないか?)

人生を改善するには下記のことを覚えてください。
知識→思考→行動→結果

まずは正しい知識を身に付け、その知識に基づいて思考することで自分なりの“正解”を導き出すことができます。
ここで言う“正解”とは、世の中の絶対的な真実のことではありません。
「世の中には絶対的な真実の答えなどない」というのが、絶対的な真実の答えです。

自分なりの正解、つまり“最適解”を算出するのです。

そして、他者の導き出した答えも、また真実を含んでいる場合がありますので、否定する必要がないのです。
正解はひとつではありませんから、その人なりの価値観によって導き出される答えは違っていますので、他者の導き出した答えは、ひとつの“ご意見”として承りましょう。

そして、私は私の導き出した“意見”があるだけです。
それを「わかってもらおう」とか「私の正さを認めて貰おう」と思うから、問題が起こるのです。
他者の意見は拝聴させて頂くだけにしましょう。
そして、自分の意見は押し通す必要もありませんし、時には相手に伝える必要すらないのです。
自分だけが知っている、自分だけの最適解。
そのことで、自分が楽に自由に生きていければ良いのだと思います。

最適解の算出方法は
「“愛”に基づいているか?」
「“善”に基づいているか?」
「共同体感覚」ということに照らし合わせれば、理解できると思います。

試し算は、社会の中で上手くやれていて問題が起こっていなければ、最適解に近いということがわかると思います。

②自信を身に付けたいが、自信過剰になり過ぎたりしないか心配。

(傲慢な人になってしまうのではないか?)

自己肯定感を身に付けて自信満々になって自信過剰になっても、偉ぶることがないようにするためには、“人格”を磨くことです。
自信と人格は全くの別物ですので、同時に身に付けることが可能です。

俺は偉い、私は偉いと勘違いして不遜な態度を取る人や傲慢な態度を取る人、偉ぶる人、威張り散らす人はいらっしゃるかもしれません。
でも、もしかしたらその人たちは劣等感の裏返しで、優越感を感じたいだけの人なのかもしれません。

本当に自信を身に付けても謙虚でいられる人は、人格者であるとも言えます。

例えば千日行を2度の満行を達成した酒井雄哉僧侶(阿闍梨)は決して偉ぶることなく「自分など大したことはしていない」と常に言っていました。

決して偉ぶらない人になるためにはメンターを探し、モデリングすると良いでしょう。

あなたの身の回りの人や偉人や経営者、マンガの主人公でも映画の主人公でもなんでも構いません。まずは目標となる人物を見つけましょう。
「自信満々なのに、謙虚な人格者」の人を見つけ、その人を目標にすればよいのです。

マザーテレサでもマハトマガンジーでもイーロンマスクでもビルゲイツでもトニーロビンズでも構いません。
もしくはマンガやアニメの主人公でも構いません。

自信満々で、人に優しくて謙虚な人をぜひ探してみてください。

Vision心理カウンセリング

セラピールーム・ソラ
https://cocoro-sora.net/
心理カウンセラー、ライフコーチ
Author : 水元和也

 

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする