貧困の子供たち。ミャンマー、リンちゃん

ミャンマーのリンちゃん

こんにちは、心理カウンセラーの水元です。

貧困で学校にも行くことができない10歳前後の子供たちが世界にはたくさんいることを知って、私たちに何ができるのかを考えさせられる動画です。

国際協力NGOのワールド・ビジョン・ジャパン様の制作

今日はミャンマー編です。
リンちゃん10歳、キンちゃん10歳、モエ君14歳の3人の子供たち。


1人目はリンちゃん。

両親は学校に行ったことが無く、その為、獲った魚を売ったり、日雇いの仕事やしかできません。
それでも、仕事がある日はマシで、仕事のない日もたくさんあります。
魚もなかなか売れず、どんなに夫婦でがんばって働いても生活は苦しいままです。

リンちゃんは、ごはんがある日は自分も食べられるけど、ご飯が少ししかない日にはまずは弟から食べさせると言います。

とても不衛生な環境の中、裸足で生活しています。
裸足での生活は、思っているよりとても危険で病原菌の感染の恐れもあります。
もしそうなっても、医者に行くお金も捻出できないような状況なのです。

そんなリンちゃんが、将来目指しているのは「先生」です。

「字が読めない子供たちに、字を教えてあげたい」

という願いを持っています。
しかし、自分も学校に行けないままでは、その希望も夢のままに終わらざるを得ないでしょう。

私たち日本人は、経済的には豊かな生活をしています。
どんな職業に就きたいの?
と問われれば、
多くの人が「仕事は楽でたくさん儲かる職業がいい」と答えてしまうでしょう。

でも、本来の仕事のあるべき姿は

“社会貢献”

で、在るべきだと思うのです。

「お金儲けのために働くのだ」「生活のために仕方なく」と思っていると、夢や希望がどんどん失われて行くような気がします。

貧しい国の子供たちに、本来の人間としての在り方を教えられているような気がします。

ミャンマーのキンちゃん

2人目は、
ミャンマーのキンちゃん10歳です。

お母さんとゴミを拾いながら生計を立てていますが、
雨の中、1日中ゴミを拾い集めても、そのゴミを買ってもらえない日もあります。
当然、生活は困窮を極めています。

学校を辞めてしまい、お母さんのゴミ拾いのお手伝いをしています。
生き延びる手段として、それしかないのです。

ミャンマーのモエ君

3人目はモエ君14歳

弟は学校に行けているのですが、自分は家族の負担にならないように、普段から晩ご飯は食べない生活です。

水売りの仕事をしていますが、雨期のミャンマーは水が豊富にありますので、重いリヤカーを引っ張り、1日中歩き回っても水が全く売れない日もあります。
それでもいつ売れるかわかりませんので休むわけにも行かず働き続けています。

昔、つげ義春さんの漫画で、河原で石を売る話がありましたが、それと同じ。
売れない条件でモノを売ろうとするのはとても不条理ですね。

でも、それしか生活の手段がないので、それをやり続けているのです。

そんなモエ君は

「お母さんにもっと楽をさせてあげたい」

という一心で働き続けています。
本当は、自分も学校に行きたいと思っているのですが、家族を支えるために、その希望を諦めています。

ご紹介した3人の子供たち。
極貧の生活の中ですが、愚痴をこぼすこともなく誰かの役に立つために働いています。

もしかしたら、私たちよりもずっと豊かな心を持っているのかもしれないような気がしました。

動画をご覧いただいた皆さまも、何かを感じて下されば幸いです。

Author:水元和也

心理カウンセリングのセラピールーム・ソラ
Therapyroom sora

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